荻窪随想録17・西田端橋から大宮橋まで――善福寺川を下っていったら――
善福寺川の川べりの道を、水源まで遡ってみようという先日の試みは中途半端に終わってしまった。
でも、その続きをする前に、ちょっと久しぶりに、川沿いの道をたどる形で、川下のほうに行ってみたらどうだろうか、と思った。
川下なら西田端橋のすぐ次の神通橋から先が、延々と続く緑地になっているので、今でも桜の季節にはもっと下流のところから緑地に入って、桜並木を眺めながら散策することもある。それに、その緑地は、子どもの頃には日常的に遊びに行っていた場所だ。
とはいえ、その正面玄関のような神