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【萩尾望都】関連

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かつて私の一番尊敬するまんが作家であった萩尾望都。その萩尾望都の作品に関するあれこれ。やみくもに賛美してもしかたがない、という姿勢でたまーに更新。
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記事一覧

ポーの一族『青のパンドラ』第9回目の2と3――愛も感じられぬ

<flowers>の8月号に載った、9回目の2があまりに中身がなかったので、なにも書かないでおいた…

Reiko.A/東 玲子
2か月前
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ポーの一族『青のパンドラ』第9回目の1――神秘のかけらもなく

今回は、さらに掲載ページが減って10ページのみ……、 もはや、ペン入れが間に合わないとかい…

Reiko.A/東 玲子
11か月前
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萩尾望都の『学校へ行くクスリ』

前回、バラの根を頭にからませたフォンティーンのことを、 大島弓子の『草冠の姫』に出てくる…

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それも愛なのか――『青のパンドラ』第8回目の2

やっぱり前回は、話の途中でぶつ切れになっていたようだ。 今回は、あからさまに物語の通し番…

2

『青のパンドラ』第8回目につき、

ようやく、話は進んだ。 バリーがいざとなって躊躇することなく、ざくざくと薔薇の根を切って…

2

『青のパンドラ』第7回目――「大きく息を吸って」――

そろそろ続きが出るはずだから、なにも言わないでおいたけれど、 やっぱり第7回目について言っ…

『青のパンドラ』第6回目――取り乱す人々(人じゃないけど)――

さて、『青のパンドラ』が<flowers>の6月号で再開されたが、話がまったく進んだ気がしなかった。 1ページ目から不気味な笑いで、エドガーがアランを脅えさせていて、 愛するアランを脅えさせてどうするのかと思ったし(それが愛するあまりだとしても)、 その後の、彼がアランの腕を取ってくるくるふり回していたのも、いったいなんだったのかよくわからなかった。 よみがえった相手の肉体をつくづく確かめるためだったら、そうしながらも表情になにがしかの喜びがあるはずなんだが、 まったくの

アランはよみがえったが……ポーの一族『青のパンドラ』小休止

クライマックスシーンでは、荒々しく見苦しい闘いが5、6ページにもわたってくり広げられ、 自…

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ポーの一族『青のパンドラ』の第4回目

<flowers>の1月号を買ったら、萩尾望都の『青のパンドラ』が載っていた。 あたりまえだ………

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『青のパンドラ』第3回目――シスターベルナドットのりりしさ――

<flowers>の11月号を買ったが、萩尾望都の『青のパンドラ』の続きが載っていなかった。 で…

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やはりやかましい……『青のパンドラ』

『青のパンドラ』の2回目が、<flowers>に掲載されたが、相変わらず誰も彼もが騒々しい。 ま…

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『ポーの一族』の新章――『青のパンドラ』――についてちょっと

そろそろまたやるはずだよなあ、と思っていたら、 "再開"『ポーの一族』の新しい章が<flowers…

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ヴィジョナリー(HSP)としての萩尾望都

今年、ショックだったことの一つは、 萩尾望都が『一度きりの大泉の話』を上梓したことであり…

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城章子の『見果てぬ夢』(に垣間見える大泉の影)

萩尾望都に、今回の告白本である『一度きりの大泉の話』を書くように勧めたのは、 マネージャーの城章子さんだと言うが、 この方もかつては知ってのとおりまんが家であり、 70年代には、主に<少女コミック>にいくつも作品を発表していた。 大泉に集う人々に負けじ劣らじ、 当時、あらゆる少女まんが雑誌を貪るように読んでいた私の友だちや私は、 次々と現れ出る新人作家の作品にも目を配っていて、 その中にはもちろんこの城章子さんも入っていた。 そして、 「竹宮惠子が自分の好きなまんが家に城