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LAアニマルサービス


LA Animal Services HPより引用

避妊去勢手術と避妊去勢手術 |LAアニマルサービス (laanimalservices.com)

思うこと

ロサンゼルス市動物サービス局は153年前に設立され、この中で避妊去勢手術を、遺棄され安楽死されるペットの数を人道的に減らす取り組みと言っております。

数年前にロサンゼルス市の City of  LA  East  Valley  Animal  Shelter を視察に行った時を思い出しました。

ここは行政が運営するアニマルシェルターです。ちょうど行ったときにACO[アニマルコントロールオフィサー」になる方々がおられ専門の養成所で試験を受け資格を取る講義の最中でした。
海外ではアニマルインスペクターとも呼び地方公務員でもあり、動物の死体のピックアップやフンの不始末者には違反チケット、ペットショップ、一般家庭も巡回し適切に飼われてるか見回ります。
動物を守るとともに、社会の監視役でこの専門性、特殊性強制力があるのは一般の警察官と一線を画します。

ロサンゼルス市の飼い主のいる、いないにかかわらず犬猫への避妊去勢手術への施策を知るにつけ今の日本の現状では学ぶべきは大変大きいと思います。

日本の動物愛護団体さんは上記のACOと比べるほどの権限等持ち合わせてもいませんが社会の現状をくみ取り、活動の一端は彼等にも負けないほど過酷で苦情の出てる多頭崩壊現場などに出向き未不妊が原因で生まれた子猫等の引き上げ、譲渡、劣悪現場のアフターフォローなどの対応で追われております。最近では現場の所有権の問題で法改正の案件が挙がったようで結果が待ちどうしいものの、愛護団体さんの苦労は今と同じ様に続きます。
その一番の負担は多大な避妊去勢手術費用で自費で負っている方が大半でボランティアクリニックは限られております。
ロスアンジェルス市は飼い主のいる、いないにかかわらず避妊去勢手術を動物行政最重要課題として実効性のある施策を打ち出しており、それがあって初めてACOが職務に専念でき正常に機能するようで役割分担が明快です。
日本の動物愛護団体さんに避妊去勢手術費用という最大の負荷をかけないで地域の活動に専念してもらえる方法はないでしようか?
ロサンジェルス市では市独自のプログラムで避妊去勢手術を進めることでACOの仕事を担保し仕事に専念しやすくしています。
社会の最前線にいる日本の動物愛護団体さん、市民のために動物愛護センターの手術室を彼らのために開放し避妊去勢手術の場所として特化しませんか?
そうすればACOのようなアグレッシブな機能を持った地元に根差した社会の最前線で働いてくれる動物愛護団体の活動を後押しすることにもなります。動物行政が官民協同というのには一方に特別な犠牲を強いるのでなく
各ポジションが最大の力を出し合えば、一段と動物行政が飛躍します。
そのときこそ動物愛護センターが社会に貢献することになると思うのです。


  


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