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川崎市動物愛護センター(ANIMAMALL(アニマモール)かわさき)


川崎市動物愛護センターは、公募により「ANIMAMALL かわさき」の愛称をいただき、平成31年2月12日に中原区上平間に移転開設しました。ANIMAMALLかわさきは「動物を通じて、誰もが集い、憩い、学べる交流施設」として、動物に係る個人・団体等と連携・協働し、「いのちを学ぶ場」「いのちをつなぐ場」「いのちを守る場」としての役割が発揮できるよう整備されました。
「いのちを学ぶ場」として、市内小中学校や保育園等を対象に、動物を飼うことの責任や命の大切さを学ぶ「いのち・MIRAI教室」を実施しています。職員が学校等に出向いて授業を行う訪問型と、ANIMAMALLかわさきで実施する来所型とがあります。
「いのちをつなぐ場」として、保護した動物が新しい飼い主と出会う譲渡会を実施しています。また、保護動物の健康管理や迷子の犬や負傷した犬・猫の保護・治療や元の飼い主への返還を行っています。
「いのちを守る場」として、災害時に必要な餌、猫用トイレ砂、ペットシーツ、ケージ等の物品を備蓄し、災害時の対策を行っています。
ANIMAMALLかわさきの運営は、行政だけが行っているわけではありません。近隣の皆様、ご寄附くださる皆様、動物愛護団体やボランティアの皆様、そして、公益社団法人川崎市獣医師会をはじめ関係団体の皆様等多くの方々のご理解・ご協力・ご支援をいただいております。
また、ネーミングライツパートナーとして民間企業からのご協力もいただいており、NITTOKU株式会社様には適正飼養啓発室を、新日本カレンダー株式会社様には猫との集いのエリアを、日本ヒルズ・コルゲート株式会社様には研修室を、それぞれNITTOKU適正飼育啓発室、ペピイにゃんmeetsルーム、ヒルズ研修室として命名していただき、各種研修や譲渡会の場として活用ております。
このような取組を通じて、人と動物が共生する社会の実現に向けて、職員一同頑張ってまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
       
  川崎市動物愛護センター ANIMAMALL かわさき 所長

ANIMAMALL かわさき 建物平面図

公式Twitter&Facebookページのご案内 
 川崎市動物愛護センターANIMAMALLかわさき(@kawasaki_catdog)さん / Twitter
 川崎市動物愛護センター | Kawasaki-shi Kanagawa | Facebook

     令和3年度事業概要 R3.pdf (city.kawasaki.jp)           
           ~一部抜粋~

【繁殖制限】
センターに収容される動物の大半が繁殖制限を実施していないために増えてしまった子猫です。
健康状態に問題がなく手術可能な月齢になった動物については、積極的に実施してます。令和3年度は収容動物のうち193頭[犬2頭、猫191頭」の不妊去勢手術をしました。
野良猫はセンターで毎週火曜日、持ち込み水曜日に返還令和3年度60頭

【地域猫活動】地域の野良猫によるフンや鳴き声などの問題を解決するため、地域の方々の理解のもと、猫の不妊去勢手術やルールに沿ったエサの管理など、適正に猫を管理していく活動のことです。
今以上に猫を増やさず、猫による被害を減らすことで、地域の生活環境をより良くし、暮らしやすい地域づくりにつなげることを目的とします。
川崎市では、野良猫対策として地域猫活動を推奨しています。

地域猫活動の進め方】
1 地域に知ってもらいます。(広報)
地域猫活動の具体的な進め方やその目的について、また、活動状況も回覧板やチラシ配布などで地域の方々にお知らせします。
2 野良猫が増えないようにします。(不妊去勢手術)
活動する地域の全ての野良猫を捕獲し、不妊去勢手術をします。手術済のしるしとして耳先を少しカットして、元の場所に戻します。
3 被害を減らすようにします。(適切な管理)
正しいエサやりのルールを守ります。エサの置きっぱなしはしません。猫用のトイレの設置などにより、フン尿の被害を少しでも減らすようにします。

川崎市猫の不妊及び去勢手術助成金
①不妊去勢手術の補助 手術費用の一部を補助します。
メス 3,000円 オス 2,000円
②「川崎市地域猫活動サポーター登録制度」
活動地域や管理の対象となる猫を決めて登録していただきます。
*サポーター証の発行
*手術費用の補助(メス 6,000円 オス 4,000円※
*捕獲用ケージの貸出し
(※手術費用が補助額を下回った場合は、その実費額を補助。)
令和3年度飼い猫・野良猫に対して1所帯あたり1期、2期各3頭,で年間6頭、メス3000円「メス1305頭」オス2000円「1003頭」の助成金を給付。

【動物愛護センター運営懇談会】
平成29年度からセンターの運営強化や市民協働の活性化を目指すため、学識経験者、ボランテア,庁内関係部署職員から構成される懇談会を設置している。


川崎市動物愛護事業への寄附について「動物愛護基金」】
川崎市では、『動物の適正管理とともに、動物愛護の普及啓発を図り、人と動物の共生する社会の実現をめざす』ために、動物の愛護及び管理に関する法律等に基づき、動物愛護に関するさまざまな事業を実施しています。
平成26年度に動物愛護関連事業への寄付要綱を設置、また、平成28年度には「動物愛護基金」も創設し、皆様からの寄附を募っていますので、御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
寄附は金銭でいただくほか、物品でもいただいております。
川崎市:川崎市動物愛護事業への寄附について「動物愛護基金」 (city.kawasaki.jp)

【寄附の主な使途】
動物愛護センターに収容された犬や猫などのフードや飼育環境の充実、譲渡事業に活用します。また、ボランティアの方々の活動支援や動物愛護普及に必要な物品の購入などにも活用します。
【いただいた寄附について】
これまでに皆様から金銭での寄附やフード、ペットシーツ、タオルなどの物品での寄附などたくさんの寄附をいただいております。
いただいた寄附金は、動物愛護センターに収容された犬猫に必要な飼料、医薬品などを購入するとともに、将来的な動物愛護事業の財源となる基金へ積み立てています。
御寄附いただいた皆様、たいへんありがとうございました。
今後とも川崎市の動物愛護事業に御支援をよろしくお願いいたします。

動物愛護教室 いのち・MIRAI教室】
当センターでは、小・中学校を対象に、いのちの大切さなどを子どもたちに伝える動物愛護教室=「いのち・MIRAI教室」を実施しています。 
弱い立場の動物を思いやることは、他者に共感し、相手を思いやる心を育てるといわれており、子どもたちに他者への思いやりの心を育むきっかけとなればと考えております。 

思うこと

川崎市では飼い猫・野良猫に獣医師会の動物病院で使える助成金が出ております。また動物愛護センターでは譲渡前の犬猫の避妊去勢手術と野良猫の無料避妊去勢手術を実施しております。
愛護基金では多額の寄付金が集まっておりそれだけ動物愛護の気風が市民に行き渡っていると推察され、また期待されているのでしょう。
まず1つ目はセンター機能が、フェイスブックはもとより、インスタグラム、ユーチューブなど対外的に情報発信の充実していること、
市長さんも誇らしげにセンターを紹介されてますね。
2つ目は1-3階を見ても動物のための部屋の多いことです。
その中でも斬新で他県に広がってほしいと思ったのはネーミングライツパートナーで、いくつかの企業名を入れた部屋に対して各企業が30万円で3年間の権利で名前が出て、あと5ユニット募集中とか・・・広報などで募集しております。
企業の寄付・ネーミングがつくことで宣伝にもなり、動物のための資金ともなり、愛護センターが身近なもの捉えられ社会とかかわりを持つことで社会貢献しつつ収容動物ひいては愛護のためにその資金が使われれば、ウィンウィンの関係ともなるのは新しい発見でした。
一般人、一般企業という社会のフィルターを通すことで問題意識も浮かび上がり広角でセンターの存在意義も確認でき、また社会に開かれ、接点を持つことがこれからは大事ではないかと思いました。
最近他県の愛護センター内では犬猫譲渡会のみならずミニコンサートなどいろいろな催しが開催されるとこもあるようです。
動物は身近な命、もっと身近に手繰り寄せなければ動物愛護センターの仕事が単なる処分場でありつずける危険性を感じます。
川崎市動物愛護センターは愛護団体さんの抱える犬猫の譲渡にも場所を提供するなど官民一体で頑張っており令和3年度も犬猫殺処分ゼロを継続中でこれもボランテアの尽力が大きいのですが、
行政がしっかり支えてるのも一因ではないでしょうか?


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