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青森の思い出④

この青森旅行の思い出も、いよいよハイライトだ。とはいえ、記事はいくつかに分かれる予定である。

以前の記事でも書いたように、私はペーパードライバーなので、公共交通機関で移動をしなければならない。

下北半島は下北駅が最北端の駅になるので、お目当ての恐山などに電車で行くことができない。

そこで利用したのが、ぐるりんしもきた号というバスだ。下北半島の観光地である、恐山、仏ヶ浦、大間崎、尻屋崎を巡るバスだ。きちんと車内ガイドもつくので、実質日帰りのツアーである。

面白いのは、あくまで路線バスとなっているので、途中下車することもできる。また、ガイドも車内のみで、基本は自由行動になる。

当時はネット予約などができなかったので、前日にホテルで予約した。紙に名前が書かれるだけで、少し不安だったが、翌朝時間通りにホテルにバスがきた。

乗客は、私を含めて5人ほどだった。しかし、大きく快適な観光バスで、ガイドまで付くのだから、かなり贅沢だ。

ガイドは、当時の私と変わらないほどの年齢の若い女性であった。彼女は下北半島育ちと言っていた。

バスは初めに、大間岬へ向かう。

と言っても、市場などもやっておらず、記念碑の写真を撮り、小さなお店でマグロとウニを食べた。

バスの出発まで、時間があったので、ウミネコをみたりしていた。

次に、仏ヶ浦に向かう。恐山の次に行きたかったところだ。私は、自然にできた造形美が好きだ。

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不思議な巨石に囲まれた空間。ところどころ、磯だまりになっているところも、幻想的な雰囲気を生み出す。

そこまで大きな空間ではないが、美しい光景だった。ただ、本記事を書くために、写真を見返したのだが、どうにも私の腕が悪く、表現できている写真がない。

夢中になって堪能していたところ、私はこの日は膝下の出る服を着ていたのだが、脚に小さな黒い粒が何個もついていることに気がついた。

土かと思い、払い除けると、土ではなくなんと小さな虫が群がっているではないか。

その後は手足に注意を払いながらの観光となった。なお、痒くもなく払いのけたあとは赤くもなっていなかったのだが、数日後にまるで蜂に刺されたかのような大きな腫れがいくつもでき、跡が消えるまで1ヶ月近くかかってしまった。

ブヨだったのでは?と家族に言われているが、いずれにせよ、訪れる人には虫除けスプレーを勧めたい。

景色は素晴らしかったが、いかんせん虫刺されが強烈で、そちらの記憶のほうが鮮明になってしまった。

そんなこんなで、バスはいよいよ恐山へ向かう。

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