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〔雑記帳〕サスペンスドラマ、大好き♪

昔から、推理小説が好きだった。ホームズから始まり、ポアロ、マープル、エラリー・クイーン、ブラウン神父、修道士カドフェル、金田一耕助に明智小五郎、京極堂も火村も二階堂蘭子も、みんな私をワクワクさせてくれた名探偵たちだ。もちろん、他にも名探偵は数多く、館シリーズを初めて読んだ時は、綾辻行人氏と同時代に生きられて新作を待てる幸せをしみじみ感じたものだ。

だが、老眼が進むにつれ、根気も無くなってきて、長い小説が読めなくなってきてしまった。でもあのワクワクは諦められない。そこで今は専ら、サスペンスドラマを見る時間が長くなっている。新作だけではなく、週末に放送している古いドラマの再放送も、結構な確率で見ている気がする。

サスペンスドラマもシリーズ物は多く、同じ役者さんがいくつものシリーズで主役を演じることも多い。だが最近では、ドラマの一場面を見ただけで、その周りの登場人物や主役の話し方、服装から、「ああ、これは〇〇シリーズやね」と言い当てるものだから、親は呆れながら笑っている。さすがに崖の写真を見てそれがどこかを当てることは出来ないが、「サスペンスドラマ検定」全般なら、まあまあの成績を修められると思う。そんな検定があるのかどうか知らないが。

2時間ドラマの中には、絶対に無理なトリックとか、運頼みのような密室とか、突っ込みどころ満載のドラマもあり、それはそれでゆるく楽しんでいる。だがやはり、結末がなかなか分からない、良質なサスペンスの方が好きだ。時には役者さんの顔を見て、「この人が犯人ちゃう?」と予測したものの、二転三転した挙げ句結局はただの「いい人」で、「なんか済みません」と心の中で謝ることもある。

今は、視聴率が取れない時代だとか、2時間ドラマは流行らないとか、いろいろ言われているようだ。土曜の夜に楽しみにしていたドラマ枠を、日曜の午前に移された時は、そのテレビ局のセンスの無さにガッカリした。そんな視聴者無視の移動が上手く行く訳も無く、結局その枠は静かに消え、今はもう無い。私は少数派かも知れないが、サスペンスドラマがこれ以上減らないよう、いちファンとして願っている。


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