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バイデノミクスで政府投資増加に挑む

今のところ残念ながら額は少ないが、我々の考え方は変わり始めている

ノア・スミス
6月30日

 4月、私はバイデノミクスを要約しようと、長い記事を書いた。つまり、経済政策に関してバイデン氏と彼の部下が何を達成しようとしているのか、統一的な理論を生み出そうとしたのだ。進歩的な優先事項の寄せ集めではなく、一貫したプログラムとビションが私には見えたのである。

 つまり、政府の投資を活用して競争力の高い知識産業を支援し、海外から収入を得て米国の技術的優位性を維持する一方で、地元のサービス産業と政府による再分配を組み合わせて国内で富を分散させるという、二つの路線の経済を構築するという計画である。おおむね良い計画だと思うし、バイデン氏の大統領就任が変革をもたらす可能性もあるだろう。

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