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アフガニスタンの占領と日本の占領

第二次世界大戦後の成功から、我々は誤った教訓を学んだ

ノア・スミス 8月16日

 米国の撤退に伴い、タリバンがアフガニスタンを迅速に再征服したことが話題になっている。例によってほとんどのアメリカ人はこの出来事を、国内政治的視点のレンズを通してのみ理解している。ほんの数年前まではトランプによる新たな『アメリカ第一主義』の姿勢やイラクからの撤退を賞賛していた保守派達は、今やバイデンによるアフガニスタン撤退は、滅びゆく帝国の衰退の兆候だと嘆いている(もちろん、保守派が文化的にも選挙的にも優位性を取り戻すことによってのみ、それは回復可能だとしているが)。左派の一部は『米国』の敗北を非難し、『勝利』を確保するために、アフガンを永遠に占領し続けるべきだったのではないかという疑問を投げかけている。他の左派は困惑しており、アフガンの難民を大量に受け入れようと呼びかける以外には、これと言って何もしていない(もちろん、難民受け入れは我々が実際に行うべきことだが)。

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