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うちの庭の話

我が家は古家付き土地として売りに出されていた。
築50年以上のボロボロのプレハブは当然壊すことを前提に売られていたのだが、元々平屋に憧れていたこともありリノベして再利用することにした。

ザ・空き家

家のリノベ話は話すと長くなるので置いといて、庭の話をしよう。
約20年空き家だったこの家の庭は荒れ果てていた。
大きな柿の木と梅、金木犀などが植えられていたが状態も悪く、購入当初からいずれはどうにかしなければいけない課題だった。

あちこちにゴミが散乱
どこから手をつけていいかわからない状態
妙に重厚感のあるブロック塀の門構え

とはいえ、十分な資金はなく、初めの年は数本の木を植えるとこから開始。
知り合いの林業会社の方に大きな木は伐採してもらい、知り合いの大好きな植木屋さんにクスノキと楓とシマトネリコを植えてもらった。
クスノキは巨大化するので庭木としてはよくないと言われているが、庭に大きなクスノキがあるのは憧れだったのでぜひにとお願いした。
九州から4mのクスノキを取り寄せることができた、と聞き、4m!さぞかし大きいんだろうと巨木を想像したが、実際はヒョロヒョロの可愛らしい子で、これが本当に大きくなるのか心配だった。

植えた直後のクスノキ
これは現在のクスノキ。4年かけてようやくここまで成長。

というわけで下の画像が初年度・第一段階の庭。
アプローチの石は前の持ち主さんが作ったもので、いったんそのまま活用。
今見るとこれはこれで悪くないが、結局夏は雑草だらけになり庭に出ることはほとんどなかった。

真ん中は新しく植えた楓

引っ越ししてから1年半後の秋。
せっかくの庭をこのままにしてはいけないと重い腰をあげる。

知り合いの工務店さんにデッキを作ってもらうのと同時に、植えてもらった木以外は庭全部をやりかえることに。

我が家は家の内装もそうなのだが、とりあえず自分達でこんな風にしたいというイメージを描き、それをプロにやってもらう方式をとっている。
工務店さんには下記のような絵を持っていき、いろいろ話した上で現在の形に落ち着いた。

コストの関係でロフト部分は断念


庭に関してもお願いしたことは、土の入れ替え、植物の植え込みのみで、樹種の選定や植える位置はアドバイスを受けながら自分達で決めていった。
(なので素人が考えた庭ということで温かい目で見てやってください)

そして施工開始。

この機会にブロック塀も取る
新たに植えた木以外全て取り除かれた庭
デッキの床が完成
屋根の取り付け
デッキの完成が近づく

まずはデッキの工事から開始。
駐車場も含めるとはいえこんなにモルタルで覆っていいのか、庭が狭くなりすぎるか、と不安になったが、結果としてはこれくらいでちょうどよかったと思う。

ある程度工事が進んだ時点で庭の施工もはじまった。

私たちがお願いした庭の施工業者さんは山の中の広大な敷地にショップを持ち、かなりの数の庭木や観葉植物が取り揃えられている。
施工前にショップに行き、1本1本植える植物を選んだ。
オーストラリア系のワイルドなもの、庭に表情を与えてくれる背の高いアオダモ、目隠しとしてパンパスグラス、ユーカリ、カリステモン、グランドカバーのイワダレソウなどなど。

植える前にそれらを配置し、大体のイメージを作る。

植える位置の確認
植える&土を入れていく

奥の方には将来的に小屋を立てる案などもあったため、広場としてスペースを空けておき、手前は両脇に植物を植えアプローチを作ることにした。

植えたての植物にはたっぷりのお水を


そして完成したのがこのような状態。
ちなみに私はこの時、散歩中道路脇の水路に落ち足を骨折していた。

残念ながら右側のミモザはこのあと枯れてしまう

11月に工事をしたので、そのまま冬に入り春を待つこと数ヶ月。
4月になりアオダモが芽吹く。ただ思ったよりイワダレソウが伸びず、まだ地面は茶色い。

4月の庭
自分達で入口にミモザを植える
クスノキ前広場

5月。知り合いを招いて夏祭り。デッキのキッチンスペースが大活躍。
まだ地面は茶色い。

夏祭り、またやりたい

そして7月!ついに地面が一面の緑に。
イワダレソウの白い花はとってもかわいい。
植物の脈絡のなさは多少感じるが、想像していた庭にかなり近づき嬉しくなる。

その後、植物は一部を除いてモリモリ大きくなり現在に至る。
奥のビニールハウス前のパンパスグラスを見ていくとどんどん大きくなっているのがわかる。


次の年の春頃
その次の年の春頃、というか今

夫婦揃って仕事仕事でほとんど手をかけていない庭だけど、その適当ささえも受け止めてくれる、良い意味で雑然とした庭が完成したと思う。
ご近所の方からしたら雑草だらけの庭と思われているかもしれないが 笑

そんなわけで今年は畑も始めたし、今後もうちの庭の話は続きます。


締めはお庭で夕涼みするのが大好きな馬超で

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