ヤマユリの植え替え3
肝心の花をnoteに載せていませんでした。今年咲いた花はこちら。
ベニスジヤマユリが親ですが、ベニスジとベニがないのが出てきました。ベニスジはいい写真がないので写真はベニでないものだけです。斑点が黄色なので白星ってタイプなのかと思っています。自然交配なのでヤマユリとの混血かもしれませんが。
さて続きの植え替えの話。こちらはセリアの6号鉢に小さめの球根を2球植えた鉢です。
左中央よく見ると根が飛び出てます。どうもこれ下根のようです。上根はもっと細いです。鉢から抜き出すと、こんな感じ。
上根も発達しています。でも下根が上や横へとあらぬ方向に成長しています。これを見てもらうと毎年植え直した方がいいと思うと思います。また6号鉢に(小球ならともかく開花球クラス)2つはあまりお奨めではありませんし、スリット鉢でもいいのかもと思えてきました。どうもヤマユリは鉢植えでは下根もよく発達するようです。子供の頃に山堀した際は球根が深いって印象でここまで下根が張るような印象はなかったのですが。
この2球の昨年秋の様子は下の写真の右側の2つになります。
今年掘り出したものは下の写真の右側2つです。大きさの目安になるものを置いていませんがプラトレー底の右上角の模様(角の丸い長方形状の成形)がだいたいペットボトルの蓋と同じです。まぁまぁ成長したでしょうか。また左の3球はケンガイ鉢で育てたもので内2球は開花株。なんとなくですけど、この6号鉢の2つも来年開花しそうですね。実験もかねてセリアの6号鉢に1球ずつ植え直しました。
さて用土の話。私はたいていのものは赤玉土と鹿沼土のほぼ同量ミックスに焼炭を少々混ぜたものを使用しています。また腐葉土のかわりにホームセンターなどで売られている花と野菜の土(お値段が手頃なもの)を赤玉の半量ほど加えています。ヤマユリも同じ用土です。土はこの2年は小球なこともありフルイをして微塵を取り除き使いまわし足りない分は補充しました。本当は新しい用土を使う方がいいかと思います。ただ今回は少し土の使い方を変えました。下根は栄養はいらないだろしわざわざ鹿沼も入れる必要もないかと赤玉土の単用土にしました。自然界でもヤマユリの球根は深いところにあります。腐食土なんてない地層でおそらく貧栄養です。球根の上には赤玉・鹿沼ミックスうんぬんは1に書いた通りです。
最後に気になる病気の話。以下はは今年の葉の様子。
1枚目は秋枯れしてきてるのですが葉が黒ずんでます。どうもエノキの木の下においていたら上からアブラムシの糞が落ちてきたようです。それで葉が黒ずみました。スス病なのかはわかりませんが見た目が悪いです。
2枚目は葉枯れ病、ボトリチス菌でしょうか。7月ごろには発病していました。農薬は使わずのらりくらりとここまできました。ユリは鉢植えするなら雨のかからないところで管理する方がいいのかもしれませんね。次年度は水ハネを防ぐのに発芽したら籾殻でもしいてみようと思っています。
3枚目は鉢をならべて複数の株の葉の様子。葉の色に株ごとの濃淡があります。また全部実生でアブラムシもエノキワタアブラムシがたまに歩いてたくらいだと思うのですが、一番手前のものはムラがあってウィルス病を思わせる嫌な感じです。あいにくこの株に花が咲きました。ユリはウィルス病に罹ってないものは珍しいって言われるくらいなのでこの際気にせず様子をみて育てることにしました。来年はどうなるでしょうか?
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