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冬枯れのベニバナヤマシャクヤク

 先週ぐらいまではかろうじて茎は立っていたのですが寒波到来とともにほとんどの株で茎が倒れました(タイトル写真)。
 ベニバナヤマシャクヤクもそれなりに紅葉するようです。きれいに紅葉しないかなと様子をみてましたけどいまいちでした。

紅葉したベニバナヤマシャクヤク

それから寒波とともに根元から茎は倒れこみました。

ベニバナヤマシャクヤクの株元

野外でも晩秋や冬に袋果を実らせたベニバナが倒れているのを目撃します。少し離れたところに倒れることで種子を散布するのではと考えています。上の写真をよく見てもらうと株の根本が根茎の肥大にともなって太くなっているのがわかります。幼い株で株元で倒れるのはこの肥大で茎の根本が弱くなる(上部の茎の太さは同じ)のもあるのではと想像しています。

ベニバナヤマシャクヤクの株元

こちらの写真ではよく見てもらうと株元に切れ目が入っているのがわかるかと思います。この株では十分成長していませんがどうも株元から来年の新芽が成長するケースがあるようです。これも倒れ込む理由のひとつだと思います。

ベニバナヤマシャクヤクの株元

これなんかだと株の根元を割って新しい新芽が1つ出ているのがわかるかと思います。先ほどのは株元に周囲に2芽新芽ができています。この違いの理由は?
 今年育ててわかったことはベニバナもヤマシャクと同じように栽培下だと早くに(3作目には)複数の新芽ができることです。富栄養や生育スーペスの制限(鉢植えによる)などの原因なのかなと考えています。
 あと最後の写真、株元が黒ずんでます。どうもベニバナ株元が黒ずむ病気に私の栽培条件だとなりやすいようです。ほとんど健全そうでしたがそこそこ見ました。なので今回は殺菌(ベンレート水和剤の500倍液に30分)して植えなおしました。2株はひどくやられており処分しました。どちらも早くに枯れた株です。

痛んだベニバナヤマシャクヤクの根茎


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