【宴】開催に伴ってのお願い

僕の事を初めて知る方もいるだろう。初めまして。

今回柄にもなく、さらには動画や配信でもなくnoteで記事を上げるに至ったのは、僕がどういう活動をしているのか知ってもらおうと思ったからで、配信などよりも遥かに気軽に見てもらいやすいだろうと思ったからである。

そしてタイトルにはお願いとあるのにいきなり自己紹介とはこれ如何にという感じだが、僕の活動と今回のお願いは切っても切り離せないのでいっぺんにやっちまおうってわけだ。きっとこの文を見ているということは、少しだとしても興味があったのだと思うので、是非とも最後までお付き合い願いたい。

さて、しょっぱなから質問になるのだが皆さんは「EVOjapan」という大会をご存知だろうか。japanというからには本家のEVOがあるわけなのだが、EVOというのはアメリカで開催される世界最大規模の対戦ゲームのオフライン総合大会だ。ストリートファイターや鉄拳、スマブラ等々対戦ゲームトップクラスのタイトルのプロや猛者達が世界中から集うとんでもなくアツいイベントだ。EVOjapanはそんなEVOの日本国内版である。規模は本家には劣るものの、それでもゲームイベントとしては国内最大規模だ。海外プレイヤーだって海を渡ってやってきたりする。当然、規模が大きくなれば会場もでかくなり、人数も増え、それに比例するように決勝は盛り上がるのだ。少し前にスマブラSPにハマっていた僕はe-sportsにもハマり、応援していたスマブラのプロプレイヤーを応援しに実際に会場に足を運んだ。



単刀直入に言おう。

僕の最も具体的な目標は
「VSシリーズをEVOjapanメイントーナメントタイトルにし、決勝トーナメントの実況をする事」である。この事はテストなんぞには微塵も出てこないが、僕個人がでっかく掲げているのでよかったら覚えていてほしい。

メイントーナメントというのは先ほど挙げたタイトルたちの事で、スマブラも含まれる。対してコミュニティトーナメントというのがあり、直近で行われたEVOオンラインではマキオンはこっちに属していた。語弊や誤解を恐れずに言うと野球でいうプロリーグと草野球ぐらい規模が違う。

オンラインではわかりづらいだろうが、オフライン会場ではメインの方はでかいステージや音響等があるが、コミュニティにはそんなものはない。本当に会場の狭いスペースで個人経営のゲーセンぐらいのスペースでやっている。勘違いしないでほしいのだが、コミュニティトーナメントを馬鹿にしているのではないのだ。単純に僕がでかいステージと歓声の中猛者たちが戦ってる姿を見たいだけだ。

さて、目標をでかでかと掲げたところで僕が今までやってきた活動を紹介してみよう。
まずは1本目の柱、通称「初心者アドバイスアリーナ」。
実際はプレマアリーナが実装される前からやっているのだが、簡単にいえば初心者と初級者が一人立ちできるまで基礎を教えてあげようって企画だ。実際のところ僕はアーケードを引退して久しいし、口が裂けても猛者だなんて言えないレベルなのだが、無駄にながいプレイ歴で知識や経験値だけはあるので中級者ぐらいまでは育てることができる。アーケード時代も初心者講習会とかいう謎に上から目線なイベントをちょいちょいやっていたのもあって、中級者以上が感覚やなんとなーくやっているセオリーを言語化したり理論で説明したりするのは慣れているので、納得しやすい内容なのではないかと思う。これを基本的に平日1回の休日1回で週2回(もちろんお休みする週もある)やっている。なんやかんやで100回弱やってる気がする。
まずこれをやろうと思ったのは自分が得意ということもあるのだが、どんなゲームでも初心者というのは非常に大事な存在だからだ。いわゆる格ゲーだってそこは変わらず、どの界隈も初心者が離れていくのをなんとか食い止める努力をしている。
やり込み分布なんてどうでもいいぐらいに母数というのは正義だ。母数が多ければそれだけそのコンテンツのイベントを見る人数も増え、強いプレイヤーの数だって増える。そして一番コンテンツから離れていく層も初心者層なのだ。
初心者が一人で始めてよくわからんけどボッコボコにされる。負けてばっかでおもんない。皆が皆「こなくそぉ!!」といって歯を食いしばって頑張れるわけはないのだ。すると次第に勝てないから、といってやめていってしまう。それをなんとか防ぎたかった。
初心者に基礎の基礎、テクニックの理屈、セオリーがなぜセオリーになったのか、うまい人たちが何を考えて(感覚であったとしても)プレイしているのかを教えながら初心者~初級者同士が互いに「ありがとう」と言いながらプレイできる環境を作り、対戦ゲームを始めるにあたっての心構えなんかを尊敬する梅原さんの言葉を使いながら教えていった。
これがどの程度界隈に貢献したかは甚だ疑問だが、僕ができる範囲では頑張っていると胸を張って言える。

次に2本目の柱、オンライン固定大会「NEKOF.cup」。
初めましての人はそんな大会あったんか?という程度かもしれないが、実はアリーナ実装前からやっていてかれこれ10回以上開催している。これは単純に強さを求めている人の活躍の場を作りたかった。
特徴として、気まぐれの不定期開催ではなく「毎月必ずある大会」だ(11月と12月は宴の準備と開催で休ませてもらっているが)。さらにガンダム界隈では馴染みの薄いダブルエリミネーション方式を採用している。格ゲー大会だとかなりメジャーなトーナメント形式で大きな大会はほとんどコレだ。さらには1発勝負ではなくて1回戦目からBO3(2先の事)、そして機体覚醒変更可能となっている。最強を目指す上で手札が多いほうが有利なのは当然だと思うからだ。
僕は大会を主催し続けてきて思ったことがある。まぁ皆気づいているとは思うが、VSシリーズのプレイヤーは自分を下に見すぎている傾向にあると思う。そして周りを気にしすぎだ。僕は2on2のシステムはとても好きだし、2on2故の良さもあるがこれは悪い部分だと言っていい。自分だけで完結しない以上、否が応でも周りの評価は気になってしまうのだろう。
よく耳にするのが「出たいけどそんなに強くないしな」だ。
大会に出るのに最強じゃなきゃいけないのか?参加する人皆が優勝争いできると踏んで参加しているのか?それは違う。
「大会なんてのは出たいと思ったら出ればいい」のだ。
自分がさらに上を目指す為に、自分の腕試しの為に、雰囲気を楽しむために、仲間と盛り上がる為に。そんな人たちに場を提供し、目標になりたいと思って定期開催し続けている。

後は拙い配信ではあるものの有名プレイヤーなんかを呼んで対談なんかもやった。強いプレイを好きになってもらうのではなく、強いプレイヤーを好きになってもらいたいからだ。

さて、これでマキオン界隈における僕の活動をざっくりと紹介させてもらったが、ここからがタイトルにあるお願いになるわけだ。

始めに僕が掲げた目標を覚えているだろうか。
つまりはVSシリーズを他の対戦ゲームのビッグタイトルのようにe-sports化させたいと思っている。
現在皆もなんとなく思っているように、VSシリーズは非常に難しい状況にあると言っていいだろう。昔はゲーセンで賑わっていた格闘ゲームも今やPC版やCS版が先行して出るのがスタンダードであり、VSシリーズのようなゲーセン先行のタイトルはもうないと言ってもいい。何せ世界に目を向けるとゲーセンなんてないからだ。
さらには昨今のコロナ騒動。アーケード出身の僕としても非常に寂しく思うが、これから先細りしていくのは残念ながら目に見えている。
僕は開発販売側ではないので実際そうなのかは知る由もないが、僕が売る側であれば非常に悩ましい状況だと思う。
アーケード対戦ゲームの王として目に見える利益を取るか、他の対戦ゲームのように舵を切るか。
バンナムもボランティアではない。利益を求める企業だ。利益になるかまだわからない方向へ舵を切るのは中々難しいだろう。
ならば我々ができることは、現状の家庭版だってこんなに盛り上がれるんだ!!と見せつけることではないだろうか。

界隈というものには「雰囲気」や「流れ」というものがある。それがそのままゲームの特徴にもなってくる。
この流れというやつは一人ではどうにもならない。湖の中で1ミリリットルの水がどんだけ動こうが何も起こらない。
「そういうの面白そうだけど自分ではできないからいいや、誰かがやってくれたらいいな。」
そう思っている人もいるだろう。
僕には長田ザクさんのような知名度やカリスマ性、PDF覇者の歴々のような強さなんてものは持ち合わせていない。
が、ここで僕の最強スキル、「恥知らず」と「行動力」を使わせてもらおう。

「今」がその「誰か」が動き始めたところだ。

宴の詳細を見てくれた人は知っているかもしれないが、この企画は今までと違い自分だけでやっているのではない。僕の力なんてのは本当になにもなくて、喋るのが得意なぐらいだ。
PV制作のROMさん、予選各ブロックの実況配信に蟹貴さんとV2あれるやさん、と色々な人に力を借りている。
宴のテーマは「一緒に盛り上げる」事。
拡散やタグ付けツイート、視聴、参加、なんでもいい。

湖に流れを作る為、動き始めた1ミリリットルに、貴方の力を預けてはくれないだろうか。

それが僕からの、宴を開催するにあたってのお願いである。

ここまで読んでくれて本当にありがとう。
(実際256人集めきるの不安しかないので本当にお願いします・・・)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?