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【過去日記】はじめての脱走
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前回そんなこんなで過剰に心配して不安が尽きなくなってしまうので子猫をリビングのケージに残し逃げるように2階の自室にて眠れない夜を過ごした私でしたが、翌日思いがけず5時頃に目を覚ますことになりました。
声が聞こえるのです。子猫の声が。
2階の部屋まで聞こえるということはとんでもなく大きな声で鳴いているということ。
お腹が空いたのか?ゲージに足でも挟まったか?寂しくなったのか?
飛び起きました。
慌てつつも大きな音を立てないようにソッと部屋から出ると階段で子猫と出くわしました。
脱走です。
間抜けな声をあげる私に、これまた出くわすと思っていなかったであろう子猫がまんまるの目をしてニャーニャー鳴きます。背中を丸めて警戒体制。
家具の隙間に入られたらまずいのでは?と寝起きの頭でフル回転。とりあえず触れないものかとゆっくり手を伸ばしてみると子猫は一目散に階段を駆け降りていきました。
いつから外に?どうやって?1階に危険なものはなかっただろうか?
急ぐ気持ちを抑えつつ足音を立てないように階段を下りリビングへ。
まさか追いかけてくると思っていなかった子猫。ソファの下に逃げ込みました。
この隙間入れるのか〜?!子猫の小ささをなめていました。手が届きません。
ならばご飯で誘き出そうと準備すると、あっさり出てきてケージに戻りしっかり食べ始めました。お腹が空いてたのかと安心し、ちゃんとケージに戻すこともできてひと段落。
ぼーっと子猫を見ていると父が起床。どうやって抜け出せたんだろうねなんて話していると食べ終わった子猫がゲージに体当たりをし始めました。
ガシャン!ガシャ!
と大きな音を立てるケージ。オロオロするだけの私と父。
柵と柵の間に体をねじ込ませ、止める間もなく一瞬でゲージを突破。
二度目の脱走です。
すごい執念というのか。まさかこんな荒技で脱走するなんて。
しかも通れるのかこの隙間…(2回目)
再度ソファの下に逃げ込みテコでも動かない。お手上げです。
あっけに取られている私と父の気も知らずにのそのそ起きてきた母とおじいワン。
猫がソファ下にいることに気づいてしまったおじいワンが吠えてしまい余計に立て込んでしまいそうこうしている間に両親は仕事へ。ワンは吠え続ける。子猫は籠城。私プチノイローゼのカオス状態に。
もうどうにも動かんと判断し、母が脱走防止の策を整えて帰宅するまでの間ワンと2階の自室で寝て過ごしました。
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あの日の心労は今でも忘れません。猫は液体です。ご注意ください。
その後帰宅した母とゲージにネットを張って対策。ソファ下に居続けた子猫は母が買ってきたオモチャに釣られてすぐ出てきました。
オモチャを開封している途中でソファから手が伸びてきた時はあの苦痛だった数時間はなんだったんだと無駄に心配しすぎる自分にしんどくなりましたが、小さい体で一生懸命抵抗しながらもオモチャには反応しちゃう子猫のかわいさに胸を射抜かれました。
長い長い2日目の騒動でした。
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薄味
追記 6/16 写真を追加して再アップしました
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