『敗北ルートでかがやく退魔の剣』
Switch online+追加パックで「ゼルダの伝説 神々のトライフォース & 4つの剣」が配信されました。
大好きなゼルダの伝説、ましてや「神々のトライフォース」でありマルチプレイも遊べる「4つの剣」新旧合わせ技ゼルダの登場とあり、なつかしさとあたらしさのリンクに会えるコケとしては、遊ばない選択肢などありえない!!
「神々のトライフォース」通称"神トラ"はベースモデルとなる「ゼルダの伝説」の時系列である、「勇者敗北ルート」の物語。
ゼルダの伝説は壮大なヒストリーを持っており、触れた者の願いを叶える3角形型のトライフォースに司る「力・知恵・勇気」を担う宿命にある「ガノン(またはガノンドロフ)、ゼルダ姫(知恵)リンク(勇気)」の3者3様の〈輪廻〉のお話しなのです。輪廻•••とはまた厄介なワードですが、カンタンに言えば「生まれ変わる」ことです。
うろ覚えなのでいささか差異はありますが
お付き合いください。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』から壮大な叙事詩は育まれ歴史がはじまります。最古は「ふしぎのぼうし」でその血脈が流れだし「時のオカリナ」に注ぎ込まれます。"時オカ"は時間転移で、時代を行ったりきたりしながら物語が進行します。その時代の"ガノンの倒しかた"によって大きくその後のゼルダの伝説の紡ぎ方にバリエーションがもたらされます。
ひとつは、"勇者が勝った"ルート。
こちらは主に
「風のタクト」シリーズにつながっていきます。
いわゆる"ネコ目リンク"が主人公。
ポップな外見とはウラハラに
退廃的な世界観が魅力でした。
もうひとつは"子供時代に計画を告訴し、ガノンドロフが処刑されるルート。
"トワイライトプリンセス"を基軸としています。
ミドナよかったわ〜。
そして「敗北ルート」
なんとかガノンは封じたものの、勇者は負けてしまうルートを指します。『神々のトライフォース』はこちらのスタンスの"はじまり"の物語であり、敗北ルートのベースモデルとなります。(この後に神々のトライフォース2、初代、リンクの冒険へと受け継がれていく。)
今現在の最新作
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」がどの時系列なのかは存じておりませんが、なんとなく「敗北ルート」じゃなかろうかと推測しています。まぁなんにせよ面白いのでオールオーケーですけどね!
「神々のトライフォース」は、マップに点在するアイテムを集めて闇の世界に潜むガノンを倒しにいくストーリー。
ある程度の"お決まり"はあるにせよ、探索甲斐のあるマップ、ほどよい手応えのある謎解き、強すぎないボスのバランスで、コツさえつかめばどのように進むかは自分の手で選べる自由度があります。
遊べば遊ぶほどに発見があり、「こんなこと気がついた自分って天才なんじゃないか!?」とついつい自慢したくなるゲーム。『ごまだれ〜』なんつって。
先日も毎年恒例「神トラを年1でクリアする」をモットーにしているコケですが、フォロワーの肝数値さんに「アドバンス版の神トラはテキストがちがうようです」てのご指摘をいただき、今年はじめ辺り遊んでおりました。去年だったか•••時のオカリナ吹いて戻りたい。
いつかnoteにも買いたような気がしますが•••。
それに合わせてSwitch onlineの原作版も合わせてクリア。マスターソードを半年以内に2回抜くというコケ史上最高値を更新していました。
それが•••まさかもう一度抜くことになろうとは。
年に3回、同じマスターソードを抜くことになるなんて。どんだけ引っこ抜きたいんだコケは。
そもそも"ゼルダの伝説"というゲームは『マスターソード』にまつわる物語なんですね。マスターソードを手に入れることが物語のトリガーであり、マスターピースになっている。
"神々のトライフォース"では『森に祀られたマスターソードを抜くこと』からはじまり、『マスターソードを森に返す』ことへと帰結していきます。
マスターソードの行く末が『森である』のは、森に隠してある『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』との共通点であり、この作品が「勇者敗北ルート」ではないか、と言う大変面白い示唆に富んだ憶測に想いを馳せることもできる。(公式発表があるのかは知らんけれど)
続編である『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はまさに"マスターソードの物語"であり、『真のゼルダの伝説』であることは、全世界のユーザーさんが経験済みだと思います。眠ったりチカラが目覚めなかったりしてましたが、ついには腐ってしまっていますからね。マスターソードも大変だ。
『マスターソード』は元々は「女神の剣」というリンクたちのご先祖さまにあたる天空人(空島)らが祀っていた短い剣であり、女神の剣を進化させたご先祖リンクが『終焉の者』を封印したあとにおそらくは、地上(雲の下の世界)にある森の神殿に後世のために残したものであろうと考えています。
『後々の代のために残す』のは、『ドラゴンクエストⅢ』でも同じですね。勇者が黒幕を倒した際に使っていた剣やヨロイは残してある。意図的なのか偶然なのかは推測するしかありませんけれど。
勇者ロトの子孫の世界(ドラクエ1)では、『リンクの墓』があり、アレフガルドにリンクが降り立っていた形跡も見られます。
アレフガルドに『マスターソード』は持ち込まれていないようですから、すでに森に返した後なのでしょう。というか、ギアガの大穴は閉じられているのに。どこから入り込んだのでしょうか。マジックミラーで行き来したのかな??それともアレフガルドとハイラルは"同じ世界"とも考えられますね。我ながら面白いなぁと思っています。
リンクは『ファイナルファンタジー』の世界にも「お墓』がありますので、同じリンクか、後々『リンク』と呼ばれる子孫なのか、いずれにしても生粋の冒険野郎です。ゼルダはどうした。
敗北ルートの『リンクの冒険』では逆に『勇者ロト』のお墓があります。『リンクの冒険』の冒険舞台のハイラルはドラクエⅢの主人公が黒幕を倒したあと"姿を見たものはいない"ので、アレフガルドから消えてしまったのか、ワープしてしまったのかは確認出来ていませんのでなんとも言えないのですが、この時使っていた装備一式はハイラルには存在していなさそうです。
勇者もどうやらハイラルに渡る前にアレフガルドのどこかに返してしまった。または封印した、と考えるのが妥当な推論です。
『天空にいた、または上の世界の存在が下に降る』お話しは神話によく使われている手法でありますが、今回は置いておきます。いつかゲームに絡めて書きたいと思いますので、お楽しみあれ。
ガノン倒すのにロトの剣とかマジ燃えるんですけど。やりたいなぁ。ってすでにやってたわ。
『ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD』というゲームはNintendo Switchのコントローラーを画面に向かって振ることで冒険するのですが、その際使っていたJoy-Conがまさに『ドラゴンクエストエディション』でして、裏面にはバッチリ『ロトの剣』が描かれておるのですよ。コケが手にした剣は『女神の剣』ではなくて『勇者ロトの剣』なのでした。ちなみに今はホコリがかぶらないように『封印』しています。
『敗北ルート』の原点となる
「ゼルダの伝説 神々のトライフォース』
原作でも楽しめますが、アドバンス版ではボイスが入ったり、一部キャラが変更されたりと充分楽しめる内容なので、ぜひマスターソードの物語に触れてみてくださいね〜。
年内4度目の退魔の剣を抜く(かもしれない)•••
でもいちばん好きなのは「勝利ルート」の
「風のタクト」の
リンクでした〜。
サポートいただけるなんて奇跡が起きるのかは存じ上げていませんでしたが、その奇跡がまさかまさかに起きました!これからありがたくゲームのオトモ代(コーヒーとかお茶)いただけると大変喜びます。サポート設定ってあなどれないぜ…。