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本物を見ることは大切

 よく、「本物を見なさい。」といわれてきた。絵なども写真やコピーではなく実物を見ることが絵を見る目を養うし、その絵の本当の価値が理解できるとよく言われた。それを実感できたのは若い頃に行った、大原美術館であった。ロダンの考える人やマネやモネの実物を見た時の衝撃は忘れられない。それ依頼絵を見ることが好きになり、東京に行くことがあれば上野などに足を運び、絵の鑑賞をするのが趣味であった。

 本物を見ることについては、写真をやっている今でもおなじ想いを持っている。やはり、オリジナルプリントを見ることは大切だと感じている。

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 昨年、東京都写真美術館に行く機会があり、ユージン・スミスのカントリー・ドクターや奈良原一高の軍艦島のプリントを見る機会があった。やはり、雑誌やネットで見たことのある写真であるが、やはり実物は違った。目を引きつける。

 東京では、こういう体験をえる機会が多い。少なくとも沖縄ではそれほどの機会は巡ってこない。今は、飛行機に乗ればサッと東京に行けるようになってはいるが、気楽にいけるものでもないしね。

なんか、長々と書いてしまったが、要は最近、東松照明のオリジナルプリントを見ることができたということ。そこで、その帰り道に思ったのが、今まで書いていたことで、同時に東松照明のオリジナルプリントを見ることができることが嬉しかった。

2020年07月09日16時53分15秒のコピー

 以前にも何度かプリントを見る機会があったが、その度に心が揺さぶられる。何度も往復をして見直すことをしている。コダックのカラーフィルムなのだろうが、吸い付くように視線がいくし、その写真に魅入られている。とにかく、楽しい。

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 ねっとでこの写真の画像を見つけましたが、この写真のプリントもあった。やはり、プリントを自分の目で直に見るのとは違っていた。語彙と表現力が乏しいために、自分が感じたことを文字にできないが、この写真から浮き立つものが何かを感じさせられた。

 今回も東松照明の写真の触れることができて、良かったなと思った。


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