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助六(後編)

朝一番、動物病院に

運ぶ道中も
生きてるか確認しながら病院へ


体重115gほど
生後およそ3.4日
でした

今思ったら小さくて
びっくりするけど、

初めてすぎてピンとこず。


獣医さんからそれ聞いて

「この大きさで4日ですか?
ご飯いっぱい食べそうですねぇ」
と謎の感想。


まだ母猫の母乳で
育つ時期らしく

免疫力も低いということで

5割の確率で死ぬ
と思っておいてください。
と言われ、

怖くなって焦りすぎて

「そこをなんとか。」
と謎のおねだりをしました。


そこから一気に
溢れ出てくる僕の母性本能


はじめて尽くしの猫の子育てが
スタートしました。


先生に教わった通り
まず体重が毎日
5〜15gづつくらい
増えないと
命とりだということで
キッチン用のスケールを購入。


朝晩で体重の記録をスタート。

そして排泄の有無、形を記録。

2〜3時間おきのミルク。

その都度ペットボトル
ヒーターのお湯を交換。

2時間おきに目覚ましをかけて起きる。


劇場の合間、漫才と漫才の合間に
帰宅してミルクあげて 


気づいたら4時間
寝てしまった時の
焦りとそのあとの
生存確認の怖さ


ありがたいことに順調に
体重も増加、

目も1ミリくらい、
うっすらあいてきた


しかしウンチが出ない

出てもビチビチ

はたまた出なくて便秘に
なったり、

少し出血したり、

それをネットで調べて
怖なって
病院の先生に電話。


行かんでもいいのに
2日に一回病院連れて行って
お会計の時に絶望



目もちゃんとあいてからは
活発に動き回ったりして

部屋中ヨタヨタあるいたり
お腹がすくと大声で
鳴いたりしてた


五分五分と言われてから
ここまでちゃんと育てられて
先生も褒めてくれた。


褒められて当然やと
思ってたので
当たり前です
みたいな顔したことを
覚えてます。


定期検査で病院にいくと
これは雄っぽいなー
まだ断定はできないけど
雄っぽいなー
と言われ、


帰宅したら
助六寿司
があったので


名前を

『助六』にしました。



そこから1ヶ月ほど

フロントライン
(ノミダニ駆除)

初ワクチンと血液検査
(これは猫エイズや
猫白血病の有無を調べるため)

に病院へ、


そしたら先生が
「メスやった!(爆)
ごめんごめん!(爆)」


ほんまごめんな。助六。


女の子で助六とか
俺やったらマジで親恨むわ。


でももう1ヶ月以上
助六で
呼んでもうてたので
助六で
いかせてもらうことにしました


ほんまごめんな。助六。


女の子で「助」って
入ってるんとか
意味わからんよな


これが助六との出会い



多分いまも助六という名前に
彼女納得いってない。


僕を睨みつけてる時ある

ごめんな、
助六、
女の子やのに、、、


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