マガジンのカバー画像

関西女子のよちよち山登り 4.飯盛山+おまけ

8
今回の登山のテーマは「山ごはん」。 必要な道具を買いそろえ、大阪府四條畷市と大東市にまたがる 「飯盛山」の頂上を目指します。 順調に行くかに思われた山行ですが、思わぬ誤算が……。… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

「関西女子のよちよち山登り 4.飯盛山」(1)

前の話 / 次の話 「あ……っづい」  こめかみから頬に汗が流れ落ちる。背中がどんどん汗…

猫と山
3年前
17

「関西女子のよちよち山登り 4.飯盛山」(2)

前の話 / 次の話  登山道を進むにつれて次第に木陰が増えていく。一時でも太陽の熱から逃…

猫と山
3年前
17

「関西女子のよちよち山登り 4.飯盛山」(3)

前の話 / 次の話  周りに目を向けると、像の近くに『飯盛城址』と書かれた石碑を見つけた…

猫と山
3年前
22

「関西女子のよちよち山登り 4.飯盛山」(4)

前の話 / 次の話  なんとかバーナーをセットし終え、深型クッカーの深い方に水と麺を入れ…

猫と山
3年前
14

「関西女子のよちよち山登り 4.飯盛山」(5)

前の話 / 次の話  調理用具を片付け、そろそろ下山しようかと立ち上がる。 「あ」  …

猫と山
3年前
17

「関西女子のよちよち山登り 4.飯盛山」(終)

前の話 / 次の話                ***  商品が落ちてくる時間ももどか…

猫と山
3年前
15

「関西女子のよちよち山登り 4.5 わだかまり、とける」(1)

前の話 / 次の話  拝啓、小林優希さま。お元気ですか。私も元気です。  ところで、山に登っていることが次郞にばれました。  今、居酒屋で重い沈黙に包まれています。  この心の手紙が届いたら、助けに来てください。  とても気まずいです。            敬具                ***  ビールから泡がゆるゆると消えていく。手を付けられないままの料理が悲しげに冷めていく。  テーブルの一角に視線を落としたまま、登和子は目を上げられずにいた。向かい

「関西女子のよちよち山登り 4.5 わだかまり、とける」(終)

前の話 / 次の話  もともと怒りっぽいたちではないが、次郞は怒りもせず、悲しみもせず、…

猫と山
3年前
19