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猫が布団に入ったら絶対に〇〇するな

もうタイトルでお察しよね?
下僕の皆さん!

そう。この季節、寒くて凍えて辛いけど、猫様がお布団に入ってくださるイベントが発生するのです!

幸せだわ〜ほんと幸せだわ。
でも、この時に絶対にしてはいけないことがある。
それはただひとつの鉄則。

絶対に動かない!!!!

これだけ。これだけなのよ。
noteは他のブログと違って字を大きくしたり色つけたりできないのね!?
もうこれは声を大にして言いたいというか、全猫下僕ならわかるはず!

猫様が布団inしたら動くな!!!

猫様は気まぐれ。
寒いからって自らお布団に入りにきたのに、自分から布団に潜り込もうとはしない。

「布団を持ち上げて我が中に入りやすいようにしたまえ」


はいはい。もちろんですもと!
猫様、お布団は重いでしょう。
猫様の大切な御頭を痛めてはいけませんからね。
あ、違いましたか!
猫様の大切なせまーい額ヘアーが乱れますものね!
この下僕がお布団開けますよ!
「ヨッコラショット!はいどーぞ!」

否!ここで安心してはいけない!
猫様は、こんのクッソ寒い中布団を開けてるっつーのに、中をじっと見つめたまましばらく固まる。
「ここは我が入っても安全な場所か?」
と観察しておられるのです!!!

※猫様が「布団を開けよ」と無言の圧をかけた時にあなたが少しでも気付くのが遅ければ、猫様は「フン。もういいわ。隣のベッドへ行きますゆえ」と、二度と戻ってきてくださらないということを付け加えよう。

さて。猫様がお布団にinされたあとは、猫様がご自身で気持ちの良い寝床をお探しになりますが、ここからすでに「絶対に動かない」ミッションが発生します。

もし動いてみろ。猫様は機嫌を損ねて出ていくからな!

というわけで、猫様が布団に入ってくださったら、ひたすら。ただひたすら、石のように固まって猫様のおくつろぎを邪魔してはならない。

こんな忠実な下僕います!?

ね。すごいよね。
こんなに猫様に尽くして、起こさないようにじっと固まって、肩が痛くても、腰が痛くても、寝返りせずに我慢するのってなんなん。
猫以外にこんなんやるなんて、そんなやつおらんやろ。

と思ったそこのあなた、おるんだよ、それがね。

猫にすることは赤子にすることと同じ

そう、私は気付いたの。
猫にするこの完全服従スタイルは、私たちは実は幼い頃から母という存在によって受けていた恩恵なの。
だから、猫様にもできる。
私たちが赤子の時に、してもらっていたから。

赤ちゃんって少しでも寝心地が悪いとすぐ起きて泣いちゃう。
スヤスヤ寝ていても少しの物音で起きて泣いちゃう。
「せっかく良く寝てるんだから静かにしておこう」って、できる限り生活音を少なくする。
そりゃあ上に兄姉がいるとか静かにできない環境もあるけれど、できるだけ赤ちゃんの眠りを妨げないようにするよね。

ゆっくり寝て欲しいもの。
かわいい寝顔を見ていたいもの。
安心して眠ることが人間の幸せだって知ってるもの。

マズローの欲求五段階でもピラミッドの最下部だもの睡眠は。

してもらったから、できる。

そう。人間って、自分が与えられたことしか他人に与えられない。
だからきっと、「親に愛されたことない」って人は、自分の子の愛し方がわからないし、
「人から優しくされたことない」って人は、人に優しくする方法がわからない。

そうか。人は与えられた分しか人に返せないのか。
だからつまり、自分が与えられないもの、じぶんが返せないものは、そもそも自分が持ってないものなんだ。 

だから自分が持っているものは、人に与えられるものは、惜しみなく与えた方がいい。
その方が世の中は、人間は、幸せに循環する。

え。なにこれ深いィィィィィ!!!!!!

猫様のためにじっと布団を開けて待ち、
猫様がどうか一秒でも長くいてくれるように微動だにせず
それでも少しだけ足を動かして、手を伸ばして、
「あっ、ちょっと今当たっちゃいましたね、いーやいやこれはわざとじゃなくてね、あ、すいません!すいません!」ってそのお体に触れる演技。
してるよね?

そんなことを繰り返しながら、
「自分も母親にこんなことをしてもらったんだろうか?」
なんて考えたお正月でした。
ハッピーニューイヤー。
天国キャットのジャムちゃんたちも、ハッピーヘブン。


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