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自分を助けるために書く

おとといの記事で、「自分にとっても読者にとってもプラスになることを書きたい」と私は記した。

だが、これがなかなか難しい。
とにかく今は自分の苦しみが大きすぎて、ついついそれに飲み込まれてしまう。

今は「苦しい話」しか書けない。
「だったら無理して書かなければいい」という風にも思われそうだが、やっぱり何か書きたくなる。
まるで表現することが自分の生命線でもあるかのようだ。

実際、もし何も表現しなくなってしまったら、私はもっと苦しくなる気がする。
黙って苦しみを抱え込むことで、きっと今より苦しくなってしまうだろう。
そういう意味で、今の私は自分を助けるために表現しているようなものだ。

そう考えると、「他人のプラスになる文章を」というのは、望みが高すぎたのかもしれない。
なぜなら、今は自分を助けるために書くだけで精一杯だからだ。

苦しい時には「苦しい」と言いたい。
それによって問題そのものは解決しなかったとしても、「辛い想い」を解放するためにはやはり表現することが必要だ。

書くことで少しだけ苦しさを手放すことができる。
自分の苦しさを表現することによって、少しだけそこから解放される。
私には、それが救いとなっているのだ。

だから、とにかく今は書き続けることだけ考えることにした。
読んでくれる人には申し訳ないけれど、基本的に「自分のため」に書くことにした。

今の私にできるのは私の苦しみについて語ることだけだ。
そしてもしも、「こんな風に苦しみながら生きている人間がいる」と示すことで、誰かを勇気づけられたなら、とても嬉しいと思う。