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おばあちゃんとガラケー

こんにちは、小学校の頃、席が一番後ろの一番端っこだった時があったんですけど、

椅子の下に消しゴム落としたから拾おうとしたら、

そのままでんぐり返し(前転)したことがある、
さらだです✨

授業中に、教室の後ろの方で、
「なんか急に前転してる奴がおる…」と先生は思ったことだろう✨

先生に、良い思い出を届けた素敵な生徒!さらだです。

ちなみに、当時、好きだった女の子の方を見ると、自分の口に手を当てて「ひゃ〜」というリアクションをしてました👍

これか!「引かれてる」というやつは…

いやはや、良い経験をしたもんだ!✨



もんで揉んでで、本題です。
(エッロ!)

この前、店におばあちゃんが訪ねてきてなんやろ?と思ってたら

「おたくの店はdocomoさん?」

(いやあや、おばあちゃん、なんぼなんでも、それはぶっ飛び過ぎだせ!見たことあるか?スマホと一緒に、たこ焼き売ってる店を!
今なら、たこ焼き六個にiPhoneSEが付いてきます!ってか(;゚∀゚))

「うちはたこ焼き屋です!」
(めちゃくちゃ正論!)

静止しているおばあちゃん…

「ウチな、今、奈良から来ててそこのキタムラに会いに来たんやけど、もう、亡くなってはってな…」

(とりあえず、誰や、それは…
キタムラさんは、多分、日本中に田中さんぐらいの割合で存在してると思うが…)


「それで、ウチ、今キタムラさんの、所で泊まらせてもらってて明日帰るんやけどな、今、携帯の充電が切れてて…
今から天王寺行かなあかんのに…
キタムラさんの所では充電できんみたいで…」

なるほど、ようは携帯の充電をさせてほしいわけだな(⁠・⁠∀⁠・⁠)

そして、おばあちゃんの携帯を見せてもらうとガラケーだ。
充電器さえ合えば大丈夫だか…

だか、トラブル防止の為に、基本的にはお客さんでさえ、店で携帯の充電はお断りしている。

しかし、俺は、巨乳好きのさらだ菩薩だ(菩薩様に謝ってくれ!)寛大な処置を行う。

「じゃ、今回だけと言うことで店で充電しますね(⁠^⁠^⁠)」

なんと、寛大な俺だ!


話は戻るが、ガラケー充電をしている間おばあちゃんは店で待っていた。

「ちょっとウチ、天王寺までの切符買ってくるわぁ」

「はーい、どうぞ(⁠^⁠^⁠)」

しばらくして帰って来たおばあちゃんだが、近所のスーパーの袋を持っている…
おい、おばあちゃん!切符はどうした…


「これ、食べて。親切にしてくれてありがとう」

そう言って、なんと買ってきたイチゴをくれた!

10何円の電気代が、数百円もするイチゴに変化したぞ!(゚∀゚)
バリューセットだ!
(意味わからんぞ!)

「そんなん、いいのに〜!」
と言いながらも、俺の手は、既にイチゴを取ろうとしている…
いやはや、自分の人間性はこういう時にでてしまう…
さすが、マヨネーズご飯を食べて育った子だ!

「ありがとうございます🙏いただきます!」

そうして、少しすると、また、おばあちゃんは「天王寺までの切符買ってくるわぁ」といって出ていった…

「今度は、メロンでも買ってこられたらどうしょう…」と、さらに卑しい妄想をする俺…

「はーい、いってらっしゃーい」

そうして、しばらく三時間くらいしてもおばあちゃんは帰ってこない…

杖を突いて、耳も遠い目おばあちゃん…

もしかしたら、階段でコケたりしてないだろうか?

はたまた、ボケて携帯を探していないだろうか?

色々な心配が浮かんできた…

「ちょっと俺、駅の方まで見に行って来るわ!」

店をバイトの子に任せ、心配で駅までおばあちゃんを探しに行く俺。

もし、このまま帰って来なかったら、ガラケーを持って交番に行って事情を話そう…

そんなことを思いながら、駅に着いた。

心境はもう、
「僕のおばあちゃん知りませんか?」

「僕のおばあちゃん知りませんか?」だった。
(ちなみに、勿論、俺のおばあちゃんではない…俺のおばあちゃんは既に他界している)
(言わんでも、わかっとるわ!)


駅員に「携帯探してるおばあちゃんいませんでした?」と確認するが、そんな人はいなかったとのこと。

俺はとりあえず、店に帰り後1時間だけ様子を見ることにした。

そして、もう、交番に行こうと思ってた矢先に、おばあちゃんは帰ってきた!

帰ってきたおばあちゃん!
(ウルトラマンみたいに言うな!)

「もう!どこ行ってたん?!」

心配と安堵の反動で、ちょっと怒り気味の俺…

「ありがとうね、携帯ちょうだい」とおばあちゃん。

「いや、だからどこにいってたん?」
とちょっと反省して優しく言う俺。

「ありがとうね、携帯ちょうだい」


「いや、だからどこに行ってたん?」


「ありがとうね、携帯ちょうだい」


・・・

デジャヴュってこんなに瞬足に起こるのか?(;・∀・)
と、思うくらい同じ会話をターンする。


まぁ、耳が遠いからしょうがない…


「どこに行ってたん?」

「ん?」

やっと、俺の声はおばあちゃんに届いたようだ…


もし、好きな女の子に告る時は、3〜4回はめげずに言った方がいいんだろうなぁと思った俺。
(例えが良くわからんぞ!)

「どこに行ってたん?」


「ん?天王寺の百貨店て、コーヒー飲んでた!」


(ババァ!テメーこの野郎!人の気も知らずにー!)と言う、黒さらだが0.7秒くらい頭の中に現れた!

駄菓子菓子!
俺は、お尻好きのさらだ菩薩!
(だから、菩薩様に謝ってくれ!)

とにかく、イチゴのおばあちゃんが無事で良かった良かった😌


そして、おばあちゃんは「ありがとう親切にしてくれて」と何度も言って去っていった。


バイトの子に話すと、大笑いしていた。
まぁ、そうやろなw
と、思って俺も笑った。


そして、俺は休憩中に、おばあちゃんから貰ったイチゴを堪能していた。

気がついたらバイトの子のイチゴが、2個ほどしか残っていなかったのは言うまでもない…

卑しのさらだ…


おわり。

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