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10年ぶりに関ジャニ∞のライブに行った話

【こちらの記事は移転させたものです】
2018/09/08 20:59作成
補足するとちょうどGR8ESTの時でした。
グループ名変更もありましたが当時のものそのまま載せています。

☟ここから本編☟

はじめて生で観た関ジャニは関風コン横浜アリーナ。
ツアーのオーラスだった。
当時の彼らは内くんの脱退後でわたしは7人体制のエイトがはじめてのコンサートとなった。
高2の年末だった。夜行バスで仲間と3人。
初めてのコンサート遠征で大冒険に少し不安に思ったことと、それ以上にワクワクしたことを今でも鮮明に覚えている。
到着はバスだったからギリギリ。
物販はアリーナ内の会議室みたいなところにあって、走って並んだお姉さんたちがスタッフに捕まって並び直しさせられてたのも覚えている。
覚えてなくてもいいようなことまでしっかり覚えてるからきっと本当に本当に楽しみだったんだと思う。

スタンド席だったけどとてもメンバーを近くに感じて、楽しかった記憶しかない。
エイトレンジャーは7人が自由にしすぎて時間が押してジュニアが出られないくらいだった。
トロッコで最初に目の前いちばん近くに来たのはすばるだった。
長い髪をゆるふわに巻いて、ステージからの光を背に受けて神様のように後光が差していたように見えた。小さな細い身体でパワフルに歌い上げ、こぼれ落ちそうに大きな瞳が私を捉えていた(思い出補正を含む)。
小学生の時、皆がタッキーや現在の嵐のメンバーにキャーキャー言ってる中で、わたしはなんとなくすばるが好きだった。
あの、西のすばるが目の前で歌っている。小学生の自分に言ってやりたかった。
おまえ、10年後すげーぞと。

そんなすばるはその後ピンスポが当たる中、ロマネスクの歌い出しでタオルを顔にあて、膝から崩れ落ちて歌えなくなってしまった。
つられるようにほかのメンバーも泣いていた。
横雛だけは泣いていなかったけど私たちも泣いていた。泣いて良かったのかはわからない。ド新規に泣く資格なんてなかったのかもしれない。
だけど私たちは確かにあの日、すばるのピンスポの中にこれからのエイトの未来の向こうを見て無限大の可能性を感じた。

変わらずに在る、というのは実はとても難しくて尊いものだということをここ1年とても強く感じている。
人間は日々変化していく。進化していく。私たちが変わっていくからもちろんアイドルだって変化していく。だからそのままで居て欲しいという気持ちを押し付けるのは完全にエゴだと思う。

だけど変化していった私を支えてくれたのは変わらずに在ったエイトだった。
辛くて苦しくて諦めそうになったときはLIFEが折れそうな心に喝を入れてくれた。
ひとりが寂しくて泣きそうだった夜には前向きスクリームが慰めてくれた。

だから古参エイターの、(ひいてはハイフンの)どうしようもないエゴでも、これ以上好きなものの形が変わっていくのを見たくなかった。
変わっていく私をどうか何一つ欠けることなく変わらずにそこに在って帰りたくなった時に迎え入れてほしかった。


PUZZLEコンを最後にわたしのエイトとの時間は止まっていた。
だから、久しぶりに参戦したすばるがいない今回のツアーに行くまで凄く怖かった。不安だった。
きっと素晴らしいものを見せてくれるはずだって分かっていたけどきっとそこには何がが足りなくて、
彼らの見せてくれる全力が私にとって物足りないものになってしまったらそれは本当に申し訳ないことだなと思っていた。

でもそんなことはなかった。
確かにすばるの残した足跡や光はそこかしこに散らばっていたけれど、彼らはそれをひとつひとつ大切にしながらも丁寧に、新しく、まるで昔からそうあったかのように見せてくれた。
戸惑いも、躊躇いも、何一つ感じなかった。
なんだこれは、凄い!と思った。
そして彼らを信用できなかった自分を悔いた。

大倉くんが言った
「元から歌えるメンバーなのにそれをテレビで伝えきれていなかった事に気付いて、未来がパカッと開いた気がして」
この言葉にすべてが詰まっていた。
私があの日すばるに見えたと思った未来は永遠ではなかった。

手にしたものは少なくない
のに いつも何かが足りない

いまこれを歌ってくれた彼らに心からの拍手を送りたい。
すばるが抜けると発表があった後に聴きたかったのが未来の向こうへとBJとHeavenlyだった。
7人ではHeavenlyしか聴けなかったけれど、それでも、こんなんどや?ええやろ?ってBJを聴かせてくれた気がして嬉しくてぐっしゃぐしゃに泣いた。
序盤で泣きに泣いてスッキリしたら、後半のロマネスクは自分でも驚くくらい晴れやかな気持ちでペンライトを振れた。
高2の私に言ってやりたい。おまえ約10年後すげーことになってんぞ、と。

きっとかつての私がそうだったように、7人のエイトが見たくて、でも結果的に6人のエイトが初めてになった人も沢山いたと思う。
みんなそれぞれの思いを抱えていただろうけど、でもわたしの目の前にいた6人は今も変わらずに最高で最強だった。
居なくなった人をいつまでもそこに居るかのように扱わない事にちょっとだけモヤモヤを感じたのも確かだけど、だからこそ今後絶対ファンはもっともっと増えていくと思う。
だから色んなことを重ねてたどり着くであろう虹の彼方で、未来の向こうで、いつかまたすばるの笑顔に会えたらいい。今はそれでいい。がんばれ。わたしも頑張る。

アイドルは永遠不変ではないことを知って受け入れられたから、10年後のわたしも彼らを最強で最高だと声高らかに言える。
言わせてほしいから、どうか、姿形は変わってもここに、そこに居て欲しい。それだけです。


散々すばるすばる言ってきたけどわたし倉安担だからさ。
その感想もいずれ書けたらいいな。
「安田章大になりたかった女の未来」
カミングスーン。



っていって6年経ちましたね。
いずれ書けたら。。。

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