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音声編集雑記-1 『海』太宰治

理論も知識も何もなく、ただ音声編集を始めるにあたって、楽しいなと思ってもらえたら・・・
そういう思いの音声編集記録です

今回から数回にわたって下記、Youtubeにアップしている『海』太宰治の朗読(のようなもの)のアイディア記録です


ここから先はその道のプロの方々が聞いたら怒り爆発しそうなことばかり書くので、その筋の方々は決して覗かないようお願いします
フリーダムな人は大歓迎です

サウンドマップの作成

はじめに、『海』の本文を青空文庫のページより、フリーボードにコピペ
一息で読めるくらいの分量づつに、改行しておきました

Appleユーザーであればフリーボードは何かと便利

上記の画像はその一部
文章を読みながら、大まかに世界観をイメージしつつ、メモ書きをしていきます
全体像の把握というのは時間の概念が存在する創作物には大切だと思っています

例えば冒頭から子供の話になるまでは、暗い世界観の印象を与えたく、海というテーマに沿って、水中から浮かび上がれないイメージです
ここで、作品全体の結末を予期させたかったというのもありました
緊張感を引っ張るためですね

効果音の入るタイミング

今回で一番伝えたいのは、効果音の入るタイミングで印象を操作することは自由だということ
なおかつ芝居(リアルタイムの動き)がない場合、音と場面は異なるタイミングで聴かせた方が良い場合があります
会話劇になるとちょっと事情は変わるので要注意ですが

で、爆弾が落ちるこの部分

1回目の爆弾

文章上で爆弾が落ちるタイミングは“三鷹の家は爆弾で壊されたが、”の部分になるが
今回は“子供は女の子で五歳である。”の直後に爆弾を落としました

ベストなタイミングかはどうでもよくて、ここで落とせば「子ども」と「爆撃音」の対比でショックを与えられるだろうという目的です

今回採用したタイミング

文章上のタイミング

どちらがいいかは人それぞれなので、あまり気にしなくていいと思います
大事なのは、自分の中で「なんでそのタイミングにしたか?」の意図を持つことかと

あとは、あまり情報にとらわれず、自分の記憶の引き出しを信じていきましょう

では、また次回

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