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行政書士になりたいと思った理由

こんにちは、猫事務所です。
気づけばもうすでに8月末ですね。。。
開業日が刻一刻と迫ってまいりましたが、業務に加えて日々の会計作業も心配になってきて、契約をしたクラウド会計サービスの「手引き」をじっくり読み過ぎで目が痛くなってきた猫事務所です。

さて、本日は行政書士になりたいと思った理由という記事です。


在留資格取得のお手伝いをしたかった

行政書士を目指したきっかけはいくつも有りますが、大きなきっかけは外国人の在留資格のお手伝いなどができる、と知った事です。

なぜなら、私も10年以上外国に学業・就業などで居住していた経験が有ります。私が留学していた中国の場合は、国立大学の語学学習部(いわゆる留学生に中国語のみを教える)の場合は、ビザがかなり取れやすく、1回目のビザ申請は学校で手続きをしてくれるのですが、その後の更新も簡単な申請書を記入して、申請代金を支払いさえすれば問題なく更新ができました。

ただし、就業になるとかなりの制約が掛かってきます。
私は約18年前に現地の日系企業で現地採用として中国で就業しましたが、その時から年々外国人採用に対する基準が厳しくなってきました。
当初は外国人管理局に総務担当者と書類を持って行き、簡単な中国語の質疑応答が有り(と言っても「你。。。中文,会说吧?」と、簡単すぎる質問💦で、私が「我会!会!」と言うという。。。そして横から総務担当者が「她中文讲得非常好!」と大袈裟に言ってくれる茶番的なやつ)ますが、ほぼ形式的なもの。総務担当者曰く、一言の会話でも、話しかけられてわからない人は答えられないし、聞く方は発音聞いただけでどの程度話せるかすぐわかるもんだよ、と言ってましたが。

そして。。。2017-8年ころから更に厳しくなり、学歴や給与(所得税額)、年齢、関連業務の経歴が何年か?中国語レベルなどなど毎項目点数化され、合計点数で「就業ビザ取得可、不可」が決まりるようになりました。
上海で就業していた時はワンオペでしたので、就業ビザは中国人/外国人のビザ取得を専門にしている業者に依頼をしていたのですが。。。
ある大きな会社の総務が手続きした就業ビザが取れなくなり始めていたのですが(当初は圧倒的に学歴か職歴で落とされていました)、業者に依頼したビザはやはり抜かりなく取れるんですよね。
地元の日本人向け情報誌なんかに掲載されているビザ取得代行業者より、400-500元くらいお安いところ(日本人スタッフはいなかったので、その分のコストはかかっていなさそう)に依頼していたのですが、要求された書類をきっちり揃えれば絶対に期日までに取得できました。
そういう存在って、外国人にとってはとても心強いですよね。
なので、自分もそういう存在になり、外国人の方の見方になれれば良いな、と思ったのです。外国にいると、毎年1回のこととは言え、ビザが取れる/取れないで今後の会社の方針や自身の人生設計にも狂いが生じてしまったりするので、更新時期になるととても不安になるんですよね。

余談ですが、昔は中国の留学生用は「Xビザ」、就業用は「Zビザ」と呼ばれていました。Xは学習のピンインXuexi、Zは就業のピンインZhiyeです。
そのままですね(笑)

法人設立の手続きをしたかった

これも上海ワンオペ駐在員時代に痛感したことですが。。。
やっとのことで会社の設立をしたのはいいですが、そこから開業できるまでがかなり長い道のりで、本当にわからない事だらけで毎日「どうにかならないの??この状況」と発狂していた事に起因します。

設立手続き自体は、会社の社長が秘密裏に現地の弁護士(社長の現地の友人)に依頼していました(後に会社の顧問弁護士になる人)が、その弁護士の横パスでその人曰く「商務部に強い人(誰か?と聞いても言わないので、どんな人か不明)」に(言葉は悪いですが)丸投げしていた模様です。
ただし。。。
社長&弁護士&商務部に強い人&私
の4者4様の認識で。。。そもそも情報を共有できていないし
(弁護士=商務部に強い人コミュニケーションがそもそも悪すぎて、弁護士は弁護士で専門外なのであまり事態を把握しようとせず。。。)、
会社設立≠開業手続きとう事実もその3人(おそらく商務部に強い人は分かっていたんじゃないかと思われますが、依頼されていないので言わなかっただけ)は分かっておらず、そもそもそんなことをしなくては開業できない、ということさえ知りもしないでの、検索して調べようともしてませんでした。

そのため、後から後からいろんなやらなければいけない手続きがどんどん出てきて。。。かつ、その手続きを後からやったことによる「尻拭い的業務」も多数発生し、本業の輸出業務なんてやってる暇もなかったのが正直なところです。

事業をする方への支援をしたかった

更に。。。
上海は、保税区などの優遇措置が毎年のように有り、その辺りをうまく利用してどうにか会社の業績を上げたいと試みており、何度か他の弁護士さんが開いている無料のセミナーに参加したりして情報を集めていましたが、肝心な部分はやはり有料で顧問となっている会員にしか提供してもらえません。
で。。。顧問弁護士に聞いたのですが「そのあ有は良くわからない」という回答。。。「ほかの先生に聞いてもくれないのですか?」と聞いてみたところ。。。数か月後に解答。その頃には既に何もかも諦めて、退社を決意している頃でした。
「こんな優遇措置がありますが、申請してみませんか?」とか「こういう湯支援が受けられますよ」とか、アドバイスをしてくれる人が身内にいたら、どんなに良かったことか、と思っていたのです。。。

私も色々ともっとやれることは有ったかもしれないと後悔することは沢山ありますし、社長にも本当に申し訳ない思い出いっぱいなのですが、これ以上別の顧問弁護士やコンサルタントを雇いたいと言えず。。。

まとめ

そんな苦い経験もあり。。。
才能や経験や財力やアイデア、行動力などを持ち合わせ「会社設立をしたい!自分のアイデアで社会貢献できたらどんなにいいだろうか」と、希望や野望に燃えている方々の縁の下の力持ちになりたい!と思ったのです。
外国で貿易実務に長く携わって来たので「貿易関係の仕事に就いたら?」とおっしゃってくれる方はたくさんいらっしゃいますが。。。
海外経験+貿易実務+乙仲での職歴+サービス業での職歴+せっかく行政書士に合格した。。。
ということで、ゆくゆくは貿易関係などの会社さんのコンサルタントなどができたらいいなぁーとは思っていますが、まずは開業し、委託していただけるお仕事を大切に頂きながら、もともと自分がやりたいと思っていた行政書士業務を専門にできればいいな、と考えています。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。
それでは本日はここまで!


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