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猫の終活考えていますか?

先日はニンゲンの終活についての記事を2つ書きました。

本日は猫様の終活についての記事です。

当然猫様自身は終活準備なんてできませんので、飼い主さんがすることになるのですが。。。私の過去の経験から猫の終活についてのアドバイスをさせて頂きます。
#獣医さんではございませんので、ご参考まで

病気になった時の覚悟&どうするかを決めておく

猫にとって慢性腎不全は特に良くかかる病気で、今でも1位だそうです。
ご存知の通り、腎臓は完治しません(ここ数年で腎臓病治療のサプリメントやフードが販売されましたよね)。
我が家の先代猫様は慢性腎臓病になりました。
それから1年3か月間、自宅で皮下補液を続けましたが、その後に糖尿病や不整脈なども併発し、虹の橋に渡って行きました。

がその当時、家族全員猫様の病気に対する「心構え」が全くなく、どうするかも決めないままに闘病生活をスタートさせてしまいました。
まだその頃はニンゲンの「終活」という言葉や概念が今ほど社会で言われていな時代だったので、猫の終活は考えていなくても当然と言えば当然でした。
が、慢性腎臓病と言われたのは先代猫様が10歳の時。人間では50代後半に相当するため、病気になってもおかしくない年齢でしたので、やはり先の事を決めておいたら良かったなぁ。。。と後悔することが今でもあります。

何故病気になった時にどうするか?を決めておくことが必要かというと
腎臓病はかなり数値が進行した時点でやっと猫様が「辛そうにする」んですよね(個体差が有ります)。我が家の場合、辛そうにしている日に獣医さんに行ったところ既に「生きているのが不思議なくらいに数値が高すぎて。。。」と言われました。いろいろとショックでしたが。。。そんなことを言っている場合では有りません。で、その日から闘病生活待ったなしなんです。
闘病する、と決めたら闘病に必要な物資はその日から必要なので、やる事が一気に押し寄せます。

フードの選定

病気になったら療法食でしょ?と思われると思います。
でも、療法食は猫様に人気が有りません。療法食のサンプルを獣医さんでも数種類頂きましたが、結局どれも食べずに、我が家の猫様の場合は自分で探した療法食をあげることになりました。
まだ病気じゃないうちからフードを探すの?と思うかもしれませんが。。。
おそらく猫様と暮らしてらっしゃるご家庭だと、今もう既に何かしらのネットショップや最寄りのペットショップなどでフードを購入されたりしてると思います。
その時に腎臓病だったり、結石だったりの療法食も「ここの店にはこの療法食のシリーズがある」とチェックしたり、療法食の口コミを見て「これ良さそうかもな」とネットショップのお気に入りに入れて、目星をつけておくだけで良いと思います。
もしそのお気に入りを使う場面がなければ一番いいのですが、もし万が一病気になってしまったとき、かつ獣医さんからもらったサンプル療法食を食べないときは、(目星をつけた療法食のサンプルが有ればいいですが、ない場合は)一番小さいサイズを購入してあげてみるのが良いと思います。
日ごろから療法食に目星をつけておけば、こういう対応もすぐにできるはずです。

その他の必要物資


先代猫様が腎臓病になった時、皮下補液を毎日獣医さんに通ってやってもらっている猫様もいらっしゃったようですが、獣医さんが苦手でしたので自宅ですることにしました。
皮下補液の液体と管、針のセットは獣医さんで購入できます。ただし、その他の衛生的な補液用の綿と1回のみ使用できる除菌シート(人間が注射を打つ時に使うもののようなイメージ)も購入する必要がありました。
当時なかなかネットショップでは見つけられなかったため、除菌シートはドラッグストアを数軒回って見つけ、購入しました。

病気になると活動量が落ち、急速に足腰も悪くなってきますので、当時使用していたトイレに入れなくなってしまったため、すぐに広めの囲いが5センチくらいの高さのものを新調しました。

その後、もう少し病気が進むとカリカリが食べられなくなったりするので、水だけで茹でたささみを、その茹で汁でつぶしてあげていたのですが。。。
赤ちゃん用に離乳食を作る陶器のすり鉢を買ってきて対応しました。
闘病生活は、こういった「如何に猫様の苦痛を減らせるか」という試行錯誤の生活が続きます。。。

その後、更に病気が進むと前述した5センチほどの高さのトイレにも入れず、床で粗相をしてしまうことも有るので、頻繁に掃除をすることにもなります。

まとめ

という事で。。。
ニンゲンの介護経験をしたこともない人たちが、いきなり介護生活に突入します。本当に突然に。

そして、一人だけでは絶対に見てあげられないのです。
なので、家族のうちで誰が何をやる(フードは誰が選定して買う、病院には誰が連れて行く、日ごろのお世話は誰がする)などなどを予め決めておくと、万が一の時に慌てずに済みますよ。
そして。。。受診費用やフードなどの購入金額も嵩みますので、その辺りの心構えも必要です。
以上ご参考まで。

それでは本日はここまで。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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