消費税は具体的にどれくらい家計を圧迫しているのか?
こんにちは。
道端を歩いていると、いろいろな政党のポスターを目にします。特に野党のものだと、消費税を5%に戻そうとか、なくそうとか、そういった文言を多く見かけます。それを見ていたところ、具体的に消費税が変わるとどれくらい家計に影響が出るのかが気になったため、ちょっと計算してみることにしました。
今回知りたいこと
消費税が10%から5%に下がると、月あたりどれくらい出費に変化があるのか?
*注意*
筆者は政治に疎い学生です。以下の議論で間違っているところがあるかもしれませんのでお気を付けください。また、以下の議論は現状の良し悪しを主張したいわけではなく、モデルケースにおける計算の結果のみであり、筆者自身の意見は含まれておりません。
今回のモデルケースは、東京で一人暮らしをする大学卒業1年目の新入社員とします。
マイナビさんのページより、大卒の初任給20万円から健康保険、年金、雇用保険、所得税が引かれて16万7288円が手取りとして残るとのこと。詳細は下記リンクより。
https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/44054?page=2
ここから、出費がかさんでいきます。
エネチェンジさんのページによると、平均額は次の通り。
家賃 76000円
光熱費 8735円
通信費 8451円
食費 43424円
家事用品等 5028円
計14万1638円
https://enechange.jp/articles/tokyo-living-alone-living-cost#1
以上で、残り25650円になります。残り1万円を趣味などで使うお金とすると、15650円が貯金になります。手取りの10%くらいは貯金した方がいいと聞くのでこんなものでしょう。
これらの料金のうち、消費税がかかるのは、家賃以外、つまり光熱費、通信費、食費、家事用品等の65638円になります。この記事が2020.3.9更新だったので、消費税10%での金額だったとすると、消費税が5%や0%になったとき、これらの出費の合計は次のようになります。(計算式は、出費÷110×105 or 100。次のかっこのなかの数字は税率10%のときからの減った額)
消費税10%のとき 14万1638円
消費税 5%のとき 13万8654円 (2984円)
消費税 0%のとき 13万5671円 (5967円)
というわけで、初任給20万円/月もらっている、東京暮らしで大卒一年目の社会人の出費において、消費税が10%から5%になると月に約3000円出費を抑えることができます。これが結論です。
おまけ
先ほどのモデルケースにおいて、彼が支払っている月額の消費税は5967円でした。この金額をほかの税金の額と比較してみます。
先ほどのマイナビさんのページより、
健康保険料 9960円
厚生年金保険料 18182円
雇用保険料 800円
所得税 3770円
消費税 5967円
金額としては年金保険、健康保険、消費税、所得税の順になっていますね。厚生年金保険料が群を抜いて高いことがわかります。
今回は以上です。読んでいただきありがとうございました。
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