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永遠のいのち得られたらあなたはどうします?

11月30日  
今日は書評レポートです😊

今回の結論
“永遠のいのち得られたらあなたはどうしますか?”

今回は漫画です。

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電撃コミックスnext 
タイトル:銀河の死なない子供たちへ
作者:施川ユウキ(しかわゆうき)著
価格:上巻570円(税別)下巻600円(税別)
データ:上巻初版2017年9月27日
    下巻初版2018年8月27日
    発行(株)KADOKAWA

ほのぼのした絵 ハッとさせられるストーリー

最近漫画を含め、時間があるときはとにかく読書をしています。
この作品は北海道STVラジオ ”しゃかりき ようへい商店”
の経営戦略室と言う本紹介のコーナーを聴いて、私の心に深く響き購入した作品です。

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https://www.stv.jp/radio/yo-hey-shoten/index.html


初版から時間が経過し、今だと各第4版までの重版出来な作品です。

あらすじ
とうに人類が滅亡した星で、ラップを口ずさむのが好きな天真爛漫な姉π(パイ)といつも読書をしている内向的な弟マッキは、永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。
そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は…

手に取り読んでみて実際の絵は、可愛らしいほのぼの感まんさいです。
この作品のテーマは
死とは?生きることの意味は?
なのかと思い読み進めました。
内容についてはネタバレになりますので、興味ある方のためここでは伏せておきます。

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人類永遠の夢

かつて(今もそうだと思いますが…)の権力者シーザー、始皇帝など数知れず、時の権力者は不老不死を求めていました。

人間の寿命は現代の予想だと130歳前後と聞いたことが有ります。しかし、その寿命は健康かつ自分の意志で身体が思い通りに使えるものかとなると?ですね。

平均寿命、健康寿命なる言葉知られていますが、後者の寿命を考えると現時点では男女性差や環境などの要因も含め70歳前後でしょうか。

私の仕事は高齢者介護です。これまで様々な方々にお会いし、その中で様々な話を聞き、生き様を垣間見てきました。

現在70歳以上の方々の時代背景は大正昭和へと変遷し、やはり一番大きなエピソードは第二次世界大戦です。
当時を戦地や国内外で生活してきた人々、また戦後に誕生し各地域からの引き揚げて、荒廃した日本の復興に尽力し、そして、高度成長へと目まぐるしく時代が流れていきます。

彼らと話す中で、未だ持って”元気だなー”と思える人、年相応いや、かなり老け込んでいる人(病気などにもよります)など、個人差によりここでも見た目や実年齢とかけ離れたものを感じます。


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生きざま、生き方のありよう

ちょっと書評とはずれていますが、同じ時間を経て人は生きています。生き様、生き方についてその人が経験し学んできた軌跡ですね。

戦争体験、自然災害の経験、仕事子育て学校での勉強、人間関係など生まれて死ぬまでの間に刻まれる人生経験、その人その人多種多様です。

noteを始めて様々な方々の考え、人生から毎回学ばせてもらっています。
ネットサーフィンもまたしかり、情報は湯水の如く湧いています。チョイス次第で良くも悪くもその後の人格形成に影響を与えます。

死ぬ間際、どれだけの人が”人生をやりきった”と思うのでしょうか?
後悔だらけですが、過ぎたものは戻っては来ないので、
”今を大切に!これからに向うだけ”です。

そんな経験の積み重ねで、生き様や生き方の有り様が見えてくるのかと思います。


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それぞれの生き方

この作品は4名からの話です。不死の親子、いつかは尽きる命を持ち合わせた子からの視点、それぞれが興味深いです。

またストーリーを読み進めていくと、滅亡した人類とは別に自然や他の動物の営みはまるで何事もなく淡々と過ぎていきます。

何千何万年過ぎてもかつての人類の痕跡は作中に散りばめられ、遺跡化したかつての街、かつての絵画や本などの文献は人類がいなくなった世界において、その時を生きている親子らの道しるべや戒めになり、上巻から下巻へ読み進める中で、死ぬこと、そして生きることを読者に問い続けていきます。


終わりに

今回は”銀河の死なない子供たちへ”の紹介でした。

今まで読んだ作品の中でも、
手塚治虫先生の”火の鳥”
松本零士先生の”銀河鉄道999”など数知れず有りますが、この作品は私の中でこのテーマのものでは心に残るものとなりました。

最近の出来事を体験してつくづく考えるのは、”生きてなんぼの世界”です。

生老病死は避けては通れなく、現時点で死は誰にも平等に訪れます。
私の知らないところで、これにあがなおうとする研究は日々行われていると思います。

人類の歴史はきっとこのことも含め、挑戦の連続。進化論的な発展から人類を滅亡に導くものまでのものを作り出し、この先はどこへ進んでいくのでしょうか。

2020年振り返るとコロナ一色でした。これは今生きている我々の記憶に焼き付けられています。
まだ先が見えない中、ワクチンが完成し12月から接種可能な国がある一方、感染に歯止めが掛からない国など混沌さは増します。

そんな毎日ですが、今回のこの作品は
”今を生きること”
”死”
についての根源的な思いを考える良い本です。

読み終えると、きっと切なさと新たなる希望が感じられると思います。
”永遠のいのち得られたらあなたはどうします?”


今回はここまでです。

最後まで読んでいいただきありがとうございます。

それでは次の記事でお会いしましょう。

サポートしていただける方へ、大変ありがたく思います。今後の創作、記事への執筆活動の励みと勇気を頂けると思いますので、よろしくお願いします🎵