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My nostalgia ~その2~

12月9日 

今年は残念な出来事がいろいろ有りましたが、私が好きだった漫画家
まつもと泉さんが10月6日に逝去されています。

こちらの名前でピンときた方は、おそらく30代後半からそれ以上の年代の方でしょうか。


きまぐれオレンジロード彼の代表作です。

『きまぐれオレンジ☆ロード』は、まつもと泉による漫画また、それを原作としたアニメ作品。『週刊少年ジャンプ』で1984年15号から1987年42号まで全156話が連載された(ただし、1986年42号から1987年11号まで休載)。また、特別編157話「パニックin 銭湯!の巻」が『スーパージャンプ』1996年10号に、158話「ほんでもって とーめー恭介!の巻」が『週刊プレイボーイ』1999年44号に掲載された。ジャンプコミックス版全18巻、愛蔵版、文庫版全10巻。シリーズの累計発行部数は2000万部を突破している。

ウキペディアより

こちらはアニメ版の予告

今回はきまぐれオレンジロードについての記事です。



<ストーリー>

主要人物:春日恭介
     鮎川まどか
     檜山ひかる など…

春日恭介が転校生として、鮎川まどか檜山ひかるのいる中高一貫校へ転校して、その後様々イベントがある中で繰り広げられる、ドタバタなラブコメディー。
当時の少年誌の中でも、”絵がきれいでポップなストーリー”でした。
読み進めていくと、春日には秘密があり、まどかと一つ下のひかるはいわゆる不良学生のレッテルが…など、様々なスパイスを散りばめた中学から高校卒業までの多感な少年期の成長していく過程を描いた作品です。

また、ラブコメとして今では珍しくないと思いますが、当時の作品の中ではストーリー展開の奇抜さ(春日は超能力者)や、ありがちな男女の三角関係など面白要素が満載で、この作品はその後の漫画家にも多かれ少なかれ影響があるのかと思います。


高校生時代の私にとっては、当時ドラゴンボール北斗の拳など数あるおもしろコンテンツが乱立する週刊少年ジャンプの中でもこの作品を読めることが、毎週月曜日の楽しみでした😊

優柔不断な男の子とタイプの違う2人の女の子

この春日はとにかく優柔不断な男の子の設定で、作中本当に何度も
「いかげんにさらせー!」と思える描写が数知れずでイライラします。
(だけど、自分に投影させて読んでいたなー😁)

あねご肌で、今で言うところのcool beautyで才色兼備なまどか
妹系でとにかく元気で、尽くしまくる健気なひかる
(どちらも甲乙つけられない魅力や思い入れが出てきます😉)

同時期に二人の女の子が優柔不断な男の子を好きになるこの作品、読者の心を上手く掴んでいましたね。(恭介うらやましーぞ!!😝)
お互いが好きな故に、若さからくる無謀で無茶なこと、そして無知な言動がやがてそれぞれの心に影を落としていきます。

漫画とアニメでは設定に若干の違いがありますが、日本がまだバブル経済になるちょっと前ののほほんとしていた時期の作品。
ディスコ、バイク、煙草に喧嘩、サックス、オーディションに進学問題など
10代の心に響く内容でした。

惹かれるそれぞれの女性像

この作品のポイントはやはり二人の女の子。

まどかは自分から伝えようとする前に、ひかるから「先輩(春日)のことが好き」と言われ、それから応援する側に。
しかし、時間と共に春日のことを思うと、自分の気持ちを隠せなくなり苦しくなっていく。

ひかるは初めから春日のこと好きと公言している中、どんなに尽くしても春日が自分のことを好きになってくれない。
時間が進む中、まどかの存在がひかるにとって大きな壁になっていく。
(まどかとひかるは幼馴染でお姉さん的な間柄)

お互いの気持ちに恭介は翻弄されどちらとも選べない。
やがて卒業していく中
どちらかを選ばなければならない。
(もちろん、どちらも選択しないことも…)

こちらは漫画版最終回最後のページ

これがこの作品の結果でした。


三角関係は終わりますが、結果についてそれぞれ読者が思うところは有ります。
これってハッピーエンドは無いのかもしれません。
ただ、お互いを尊重した結果ですが、アニメ(映画版)では結末についてパラレルワールド的ストーリーが存在します。

これはもう一つの結末が描かれています。
観終わった後、相当落ち込んだことを覚えています😭


などなど書いてみましたが、アホだった高校生の私は友達間で良く
”まどかとひかる”どっちがいい?
なる不毛な討論をやっていたことを思い出します😅
(ほんとアホでした)

そんなんを踏まえて今50を過ぎた私ならどちらだろ?


うーん…

うーん…


決められない…
(結局お前もかーい🙄🙄)

落ちが付いたところで今回はこれまでです。

PS:
改めてまつもと泉さん享年61歳でした。若いですね。


体調管理はこれからの人生を考えるとMUSTです。
月並みですが、心身ともに健康でないと人生は楽しめません。
何が有るか分からない今、日々自分が出来ることを精一杯やるだけです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは次の記事でお会いしましょう。

サポートしていただける方へ、大変ありがたく思います。今後の創作、記事への執筆活動の励みと勇気を頂けると思いますので、よろしくお願いします🎵