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第17話:真っ白な天使。(まあ普通天使は白いってイメージだけどね)

世界のサブカルチャーの代表「コスプレ」・・・もはや揺るぎない存在。

前から考えていたコスプレ。
善は急げとばかりに僕はネットでコスプレ衣装を物色して注文した。
で二日後届いたメイド服をアイアイに着せることにした。
買ったメイド服は、普通の黒い衣装、もうひとつは真っ白な衣装。

届いた梱包を解くと黒いメイド服と真っ白なメイド服が入っていた。
黒はよく見るメイド服。
だけど、真っ白はあまり見ない。
上着もミニスカートもエプロンもストッキングも全部、真っ白。

僕は自分の頭の中でメイドさんに変身したアイアイを想像した。
いい感じって思った。

そして金曜日の夜。

隣の部屋で真っ白なメイド服に着替えたアイアイが居間に現れた。

「どうかな?」

「おわははは〜〜〜〜〜まじで? ・・・アイアイ・・・天使だ・・・」
「いいわ・・・まじでいい・・・ってか僕はこの時点で撃沈」
「エッチまでモチベーション保てないかも・・・」
「今すぐにでもアイアイを押し倒したい衝動にかられてる・・・
まじヤバい」

「ちょ、ちょっと・・・写真撮るから待って」

そう言うと僕はメイドさんに変身したアイアイをバシャバシャ撮り
まくった。
アイアイもポーズを取ったりしてまんざらじゃない様子。

彼女も自分に興味を持ってくれない人より、自分に興味を持ってくれて
自分のためにいろいろ工夫して演出にがんばってくれる彼氏のほうがいいと
思ってくれてるのか、この細やかな時間を楽しんでくれている。

コスプレ自体は嫌いじゃないみたいだ。
むしろ女の子は基本、みんな好きなんじゃないかな?

僕は今夜、白いメイド服を着たアイアイとエッチするわけで
いつもより比べるべくもなく発情期がやって来たみたいに興奮していた。

ようやく夜が訪れ、ふふたたび白いメイド服に着替えてソファに寝そべった
アイアイを見て僕は改めて思った。

「やっぱり天使だ」

真っ白なメイド服に身を包んだアイアイは誰が見ても天使みたいだって思うに違いないと思った。
僕はいつもより入念に時間をかけてたっぷりアイアイを愛した。

僕はこれから、いろんなコスプレ衣装で楽しめることが楽しくてしょうが
なかった。

女子高生の制服、事務服、ナース、婦人警官、それからリクルートスーツ、
レディーススーツにベビードール・・・まだまだある。

だから、しばらくは飽きずに楽しめそう。

まあ、夜のためのコスプレに限らず、気が詰まりそうな現実社会に生きる
人間にとってイベントも含めて個人的にもアニメやコスプレ、サブカルチャーと呼ばれるジャンルは絶対必要だと僕は思うね。

それでストレス解消、メンタルリセットできるなら大いに取り入れるべき
だと・・・。

アイアイにはエッチの時だけじゃなく普段からでもメイドコスのままでいて
ほしいくらいだ。
彼女に申告したら、その願いは叶えられるだろう。

でも、それが当たり前になることもよくない気がする。
つまりマンネリになるのはよくないからね。
そのへんは、バランスの問題だな。

つづく。

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