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第7話:セフレちゃんの元おじさんのことについて。

でもって、僕はアイアイが大学時代・・・20才の時、付き合ってたって
元おじさんのことが気になってしかたがなかった。

その付き合ってたはずのおじさんとは、どこでどうやって知り合ったのか?
その後おじさんとはどうなったのか?

アイアイが話したくないって言ったらしょうがないけど・・・。
アイアイの彼氏としては一応は知っておきたかったから本人に聞いてみた。

「あのさ・・・アイアイ、アイアイが以前、付き合ってたおじさんって、
どこで、どんなふうに知り合ったの? 」
「あ、話したくなかったら無理に話さなくていいからね・・・」

「いいよ、別に隠すことじゃないから・・・」
「え〜とね・・・前のおじさんはね、私が大学一年の時バイト先のお店の
店長さんだったの・・・」
「店長さんの名前は「北林 惣右衛門きたばやし そうえもん

「え?、そうえもん?・・・行半な名前?今時の名前じゃないな・・・」

「そうだよね・・・昔のお侍さんみたいな名前でしょ」
「私は、ずっと店長さんって呼んでたけどね」

「でね、パパさんは私のタイプだけど、店長さんは私のタイプじゃなかったのね、でも優しくて思いやりのある人でね・・・従業員やお客さんに対する態度なんかもめちゃ紳士的で好感度よかったの・・・ 」
「だから、ビジュアルじゃなくて人柄に惹かれたのかな・・・」

「で、店長さんはまだ独身だったから、私、自分の気持ちを店長さんに
告ったの」
「そしたらパパさんみたいに、ほんとに僕なんかの彼女でいいのって
言われて、 君、付き合ってる彼氏いるでしょって・・・」

「君みたいな若い子が自分みたいな、おじさんのことを好きになるはず
ないんだって・・・」

「そんなだから、なかなか心を開いてくれなくてね」
「デートに誘っても、のらりくらり言い訳して逃げるの」
「だから、私はおじさんしか愛せないんだって言ったら、そんな子いるのか
って疑われて・・・」

「で、私がなかなか諦めないもんだから向こうも根負けしたみたい」
「それで、お付き合いするようになったんだけど、でもとってもデリケート
な人で、だからエッチできたのもずいぶん遅かったかな 」

「ふ〜ん・・・そうなんだ」

(え?やっぱりエッチしたんだ・・・)
(そりゃそうだよな、付き合ってたら普通はそうなったって不思議じゃないわな)
(でもな〜僕たちだってまだエッチまで、こぎ着けてないってのに・・・)

僕は娘くらいの歳の離れた乙女を汚すなんてダメでしょうなんて思ったことがバカみたいに思えた。

「でもね、その店長さん病気で亡くなっちゃったんだ・・・」
「一年くらいお付き合いした時、店長さんがガンだって分かったの」
「体調が悪いって病院へ行った時にはステージ4で末期だった・・・」

「で、私ひとり残して半年経たないうちに亡くなっちゃったんだ」
「それで全部・・・」

「だからパパさんは体には気をつけてね、そんなことになったら私泣いちゃうよ」
「また大事な人を失っちゃうの嫌だからね・・・」

「大丈夫だよ、僕はまだまだ元気だから・・・」
「僕は死なないよ・・・アイアイを残して絶対死なないからね」

「まあ、もし僕が病気になって、もう死ぬかもってなったらアイアイの
前から、さよならするから・・・そしたら僕の死に目に合わなくて済む
だろ?・・・辛い思いしなくて済むし・・・」

「ヤダ〜・・・なんでそんなこと言うの?」
「絶対そんなの許さないからね・・・さよならなんて言わせないから」

「大丈夫だよ・・・だいじょうぶ」
「だってさ・・・まだ、そのアイアイとエッチもしてないんだもん・・・」
「ハグもチューもしてないし・・・死ねないでしょ?」

「ああ・・・だね」

そう言ってアイアイはクスッと笑った。
きっとアイアイはこのオヤジはエッチなことしか考えてないんだって
思ったかもね。

「いいよ・・・パパさん・・・来て」
「ハグとチューなら今すぐしてあげる・・・」

そう言うとアイアイは僕を抱きしめて、それからチューしてくれた。
こんな若い子にそんなことされたら、おじさん悶絶&撃沈だよ・・・。

「で、パパさん、ごめん・・・エッチなんだけどぉ・・・そろそろいいかなって思ってたんだけど・・・今はちょっと無理かも」

「ああ、そうだね、こういうのは心の準備が必要だからね、あはは」
「今すぐって言ってるわけじゃなくて・・・」

「そう言うんじゃなくて、私がその気でもできないの?」

「え?なんで?」

「今はね女の子の日に突入してるの・・・ね無理でしょ?」

「あ〜それは・・・無理だな」

「ね、だから終わったらね・・・しようねエッチ・・・約束するから」

「分かった・・・じゃ〜僕も心の準備しとかなくちゃ」

生理が終わったらエッチしてもいいって・・・約束もらったよ・・・
どうするよおっさん。
そりゃ妻とはまた違って相手が若いってだけで、おじさんの暴れん坊将軍は黙ってないだろ?

つづく。

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