言葉の花束ーアキの詩集No.182
1.「眠りを誘う秋の陽気」
心地よい
秋の涼しげな気候は
眠りを誘う
いくら寝ても
寝足りない
このまま
春まで布団の中で
眠り続けられたなら
どんなに幸せだろう
心身の疲れを癒し
日々の忙しなさを忘れること
眠るとは
頑張りすぎてしまう
自分への最高のご褒美ではないだろうか?
そうだね
思う存分眠ろうか
心ゆくまで
現実を忘れてしまおうか
2.「黒い気持ち」
自分の中の
黒い気持ち
目を背けたくなるし
否認したくなるけれど
充満すると
苦しくてたまらないよ
だから
正直に吐き出そうよ
別に
好きになる必要はない
黒い気持ちに
良い悪いはいらない
ただ
そうなんだねと
受け止めるだけで良い
黒い気持ちを
白くしなくても
私は私だから
大丈夫だよ
3.「適当」
気晴らしに
塗り絵をした
適当に
好きなように塗ったら
思いの外
良く出来た
上手く
やろうとしなくて良い
肩の力を抜いて
こうしなければなんて
思わなくて良い
適当でも
案外上手くいくもの
人生も
同じかもしれないね
4.「疲れサイン」
一気に
寒くなってきた
今日この頃
おかげで
鼻水が止まらず
鼻をすする
毎日
それは
私だけではないみたいで
耳をすませば
あちらこちらで
鼻をすする音が聞こえる
気合いで疲れを誤魔化そうにも
体は正直みたいだ
体中の水分が
みんな鼻水にもっていかれる前に
疲れサインに応えて
自分を労ろうかね
5.「ごめんなさい」
心が疲れると
なぜか
謝りたくなる
誰に対してか
分からない
分からないけれど
ごめんなさいが
止まらなくなるんだ
それだけ
怖い想いや辛い想いを
してきたんだろうね
謝らなくて良い
誰も悪くない
弱かった自分を
許せれば
ごめんなさいが
止むだろうか
6.「表面的な優しさ」
表面的な優しさや
薄っぺらい正しさは
結局
誰も幸せにしない
表向きは
平和に見えても
陰で誰が苦しんでいて
傷ついているのかも
気付かないふりして
向き合わないのは
本当の
優しさや正義ではない
取り繕うよりも
腹をくくって向き合う
そういう自分でありたい