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【詩】 百日紅

かなたに光る
炎を見ていた
消え失せる視界を
まだ開けずに
瞬く間に過ぎていく
時を見ていた

このままじゃ取り残される
危機感は心を取り乱し
新たな現実を取り出した

かなたに広がる光景は
口径10メートルの武器から
放たれた空気を
巻き込みながら
どこまでも続いていく

ここまで来れば
どこまで行けば

辿り着く先はなく
果てしない荒野に咲く
百日紅は
赤く輝いている



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