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山口茜の日記

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カテゴライズしにくい衝動だけで書いた日記を集めています。
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ほしい物リスト

先日地震の時に、X上で、住む場所に困られた方が具体的に住みたい地域や間取り等条件を細かく指定して募集されていたのを拝見して「欲しいものを具体的にしてくれると、協力しやすくなるな」と痛感したので、私も早速、私が欲しいものを列挙しておきます。 私自身は今、生活の窮地に立たされているほどではありません。ただ、演劇をしている上に幼児と児童の子育てをしている上に夫は子育てのためにパートタイムでその上家を改装しているため、特に余裕もございません。と言うわけで万が一誰かを喜ばせたい方がお

今年の目標

大変遅ればせながら、2024年もどうぞ、皆様、よろしくお願いします。私の今年の目標は1月中に持病が悪化した最中、決まりました。 「高校演劇からやり直す」 です。これはもちろんマインドの問題で、高校に入学するとかそういう具体的なことではありません。ですが、私は実は、中学まで演劇をしていて、高校、大学と、学校の中にあるいわゆる演劇部に所属してきませんでした。ここには根深い色々諸々がございまして、そこをすっ飛ばしてきたことで、大事なものを忘れてきたような気がしているので、今年は

いち日本に住むものとして

昨今、あらゆるところで、加害と、その告発が起きておりますが、ここいらで私の考え方を整理しておきたいと思います。 私はまだまだこういうことについて勉強中の身であり、今もあらゆる文献に当たりながら、自分の考えを持たんとしている段階にあります。ただ私も現在、ある種の権力を持っているため「勉強中」が言い訳となって、何も表明しないでいるわけにはいかないので、noteで整理することにしました。それでもいろんな方の文章を引用してのものになりますが、今の時点での自分の考えをこの過程で明らか

2023年の抱負的な

「透き間」の台本を書き直す準備を粛々と進めている。とは言え準備の準備。まだまだだ。 お正月アラウンドでは気になっていた本や漫画を読みまくり、動画を見まくりつつ、パソコンの整理をした。毎月1回出す弊社宛ての交通費の請求書の書類タイトルが、毎回微妙に違うことに気がついて愕然とする。経理の安野さんは、黙ってタイトルを揃えてくれていたのだろう。恥ずかしすぎる。 それにしても、今となってはどうやってやっていたのだ?という量の制作関連の書類がワンサカ出てくる。何度も何度も書くけれど、

ねずみの話

私の家は京都にある長屋で、大正時代にできた建物らしい。近所の方が子育てをし、そのお子さんがまた子育てをし、以降たくさんの家族がこの家に住んだ。そして私たちが住み始めてもう8年ほどになる。その間に子供が2人できて、それ以来ずっと4人家族だと信じて生きていた。 ある日、楽しみにしていたサツマイモを蒸したのが、少しだけかじられていた。こんなふうにかじるのは、2歳の子供に違いない。うむ。・・・あれ、でも2歳の子供が届くところに置いてなかったよね、このサツマイモ・・・。 私は急に、

これからのカンパニー運営について

【注意:過去には「男には芸術的才能があり、女にはないと思っていた」と言うタイトルにしてました】 あなたの正しさは、他の人の正しさと同じではありません。 自分の正しさを守り抜くことのできない人がいるということに思いを馳せてください。 私は最近、ミソジニーであった20代の頃の自分の意識をよく思い出します。演劇をやるようになって数年・・・20代の私は「やっぱり男の人じゃないと面白いもの作れないんだよ」と本気で思っていました。なぜ自分がそう思うようになったかと言えば、周りの知人・

狂う女

今朝息子が、わたしのスマフォを勝手に触って、仕事でお世話になっている年上の男性にハートマークの絵文字を送った後、朝7時から電話をかけた。わたしは真っ青になり「やめて!なにするの!ちょっともう!」と悲壮な声を上げながら、全てを消去した。軽くパニックになっていたと思う。 その姿を見て夫が「今のはじうくん悪くないやろ。なんでそんなに怒るの!それが嫌ならスマフォを渡さなかったらいい」とわたしを責めた。わたしはなんだかその責められ方に納得がいかず、全く矛先を変えて夫を怒り返すと言う理

最近の私

帝王切開の傷が痛む。 約4年前に一度切ったところを、今年の4月にもう一度、切った。赤子がでてこれる程度の大きさに、ジョキジョキと切ってもらって、そのあとをきつく縫ってもらった。自然に消えていくという抜糸不要の糸で。 それが最近、痛む。何度傷口を確認してもなぜ痛いのかわからない。まあ別に、陣痛に比べたら、死ぬほどぶっとい麻酔の針に比べたら、術後の体に比べたら、そんな痛みなんてどうってことはないのだが。ただ傷口を眺めていると、もう3人目はないんだなって思ったりして、寂しいよう

なぜ安倍政権の支持率は落ちないか。

私には弟が二人いて、下の弟とはしょっちゅうラインで話す。 上も下も、どちらも私とはまったく違う人生を歩んでいる。二人とも正社員で、新築の持ち家があり、割と自慢できるらしい車種の自家用車がある。車も持たずこじんまりと借家に暮らす私とは根本的に価値観が違う。年収的に言えば、弟たちは中級階級。私は霞を食って生きている(わけないだろ)。 いろいろ、違うんだけど、下の弟とはしょっちゅう、ラインで話す。それも気がつけばいつも小一時間経っている。上の弟とは、気をつけて話さないとどちらか

私のせいじゃない

妊婦生活もあと1週間です。臨月に入った頃から急に生きることそのものが大変になってきて、それまではサクサクとウォーキングに勤しんだりしていたのが、とんと歩けなくなりました。ちょっと急ぐと息切れするし、寝るに寝れないし、寝返りするたびに恥骨が痛むし頻尿だし、なのに夕食作りが面白くて、なんだか色々作ってしまいます。 多分「お前はまだ本気を出していない」という強迫観念から色んな意味で逃れられているからだと思います。臨月しかり、コロナしかり。言い訳ができるから、だから料理をするのが楽

誕生日を迎えました。

本日、43歳になりました。 1977年の3月5日、雪の降る中、まだ生まれぬ私を待って、今は亡き母方の祖母と、今も健在な父方の祖母と、父の妹は3人で、おうどんを食べたそうです(男性陣はそこにいない昭和)。いろいろあったかもしれませんが、私は無事43歳になりました。今年の3月5日は暖かい3月5日です。 若干26歳の若さで私を産んでくれた母に、感謝しています。父もまだ27歳の若さで、父になってしまった。自分に置き換えると信じられません。私は43歳にして、3歳の息子と、お腹の中に

どうすれば愛されるかじゃなくて、どのように愛するか

お題の通りでして、ふとこの言葉が先日頭に浮かび上がってきたので、暇があればこのことを考えています。 私の知る「すげーな」「かっこええな」という人たちは、だいたいが「どのように愛するか」にフォーカスした動きをしていて、私はいつもそれに憧れる。一方で私の中にもある難しい感情、それをもとに動くことでちょっとかっこ悪くなってしまうのが「どうすれば愛されるか」と考えて動くこと。 もっとひどいのになると「どうして愛してくれないのか」「こんな私じゃ愛されない、(産んだ親め、あるいは病気

パワハラのこと

私は、大前提として、自分に協力的でない、自分の作品を好きじゃない、自分の仲間じゃない人の人となりや行動に対して、自分がいかに公平な分析ができるか、ということをいつもいつも考えている。 それは私が簡単に、自分を慕ってくれる人のことばかり評価してしまうという凡人だからだ。そのまま素で生きていたら、裸の王様になりかねない。そんな恐ろしい結果に遭遇するよりかは、即効性のあるメリットはなくても、人となりとは関係なく、面白い面白くないを判断したいし、自分や自分の作品に対して好意的かどう

2019年9月21日

白ごはんが食べられなくなった。昨日調子に乗って茶碗に目一杯白ごはんを食べたあと、日中から夜にかけ、いつもより強い吐き気に襲われ、えらい目にあった。そしてその後、白ごはんのことを想像するだけで嗚咽する状態に陥っている。 なぜ私は調子に乗ってしまったのか。 でもそもそもこれは調子に乗ったことが問題なのか。 よくわからない。 よくわからないまま、とりあえず梨を食べている。今私が心を寄せることができるのは梨だけである。 実はこの強い吐き気の原因はもう一つある。昨日、稽古と打