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『ボスベイビー 』が語る壮大なテーマ“愛は有限か?”

こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。

私の大好きな映画の話。

『ボスベイビー』のNETFLIX配信スタート

2020年7月25日よりNETFLIXにて映画の方の『ボスベイビー 』の配信がスタートしました。

TVシリーズは結構前から配信がスタートしていたのですが、映画の方はやっとです。そのほかのVODでも配信はスタートしていますが、NETFLIXは見放題作品として登場しているのが嬉しいところですね。

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ボスベイビー 
制作:2017年/ 制作国:アメリカ ドリームワークスアニメーション制作
監督:トム・マクグラス

本作は2018年の個人的年間ベスト作品としてもあげさせて頂いた大好きな映画。両親に愛される一人っ子ティムの元に、赤ちゃんが現れて人生が大きく変わる過程を描いた映画です。

基本はゲラゲラ笑えて楽しいんだけど、最後にちょっとだけホロリとさせる憎い按配の快作。ボスの一挙一動、そして顔芸までもが最&高。

“中身はおっさん”という煽り文句からおっさんチックな赤ちゃんを予想していましたが、その実はおっさんというよりも“ボス”の通り会社の上司。説教くさくもありながら、面倒見の良さそうな性格と、赤ちゃんの見た目と動きのギャップが、想像を越える域で面白いのが魅力です。

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面白いだけでなくシンプルな兄弟愛や、ティムとボスベイビーの成長劇などが楽しめるのも、教育的で良いですよね。

そしてもう一点。

この映画が実はもう一つ描いている大きなテーマにも、大人は気づいていきたいところ。

『ボスベイビー』が描く、幸せは有限かという問い?

※以下、ボスベイビーの結末に触れるので、ネタバレ注意

兄弟愛や成長劇こそわかりやく描かれていますが、それらの体裁でありながら実はもっと大きなテーマがこの映画では描かれています。

それは幸せは有限か?という話。

無事任務を果たして離ればなれになったティムとボスベイビー。
ついに昇進を果たしたボスベイビーは、自分だけのオフィスを満喫するも、どこか物足りなさと寂しさを感じます。

そんなボスベイビーにティムは、持っている全てのブロックを送り、ボスベイビーを家族へと誘います。そのブロックはかつて、ボスベイビーが「幸せは有限」であることを説明する時に使ったブロックです。

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あれだけ親への愛を独り占めしたがっていたティムが、その愛を放棄してまで、ボスベイビーと生きることを選ぶという、感動的なシーンでした。

ティムの行動は、幸せが有限だという前提の行動なのですが、ナレーションで語られる通り、実はこの映画が伝えているのは、
「幸せは有限ではない。譲ってもなくならない。」ということ。

ボスベイビーが家族に加わったことで、親からティムへの愛はなくならないし、むしろ家族が増えることで幸せが増幅することが描かれています。


昨今、アニメ映画では共存をテーマに描かれる映画が多いのですが、実は『ボスベイビー』もそんな映画の一つと言って良いでしょう。民族問題であったり国籍問題であったり、グローバル化社会になった今、前から居た人が後からやってきた人より優位に立ちたくなったり、後から来た人を疎ましく思う瞬間はやってくるもの。

そんな時こそ、一度冷静になってティムのように共存の道がないか、考え直していくのは大事でしょう。

もちろん形あるものや、時間といった物は有限。なにもかもを分け与えていけるものではないですが、せめて愛まで制限をかけないようには心がけていきたいところです。

そんなことを忘れないための心の付箋の役割としても、『ボスベイビー』はぜひ一度見ておいて損はない映画です。

そんなわけで、推しておきたいお気に入り映画『ボスベイビー』の紹介でした。

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