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【映画レビュー】未就学児向けコンテンツの海外からの刺客!『パウ・パトロールザ・ムービー』の実力やいかに!?

万が一傑作だったら、早めに推さなきゃいけないという勝手な使命感から、上映スタートからまもないタイミングで観てきました。

『パウ・パトロール ザ・ムービー』のざっくりとした感想

『パウ・パトロール ザ・ムービー』をTOHOシネマズなんばさんで観てきました。席半減状態とはいえ、結構お客さんが入っているスクリーンで楽しんできました。

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パウ・パトロール ザ・ムービー
制作年:2021年 / 制作国:アメリカ
監督:カル・ブランカー

カナダ生まれの子供向けアニメーションシリーズ『パウ・パトロール』が初の劇場アニメーション化。『ナッツジョブ』『スペースガーディアン』のカル・ブランカーが監督を務めます。

新キャラのリバティ役には、ゲスト声優の安倍なつみさんが参加しています。さり気に映画の吹き替えは初挑戦で、メディア露出自体が3年ぶりらしいのですが、よく引っ張ってきましたよね。

本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと

優良作。

予告編ですでに驚いていたけど、やはりグラフィックの向上が凄まじい。これまでPS2版だったのが急にPS5でリリースされたような映像になっていました。

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ストーリーも映画スケールになっていて“劇場版”にふさわしいリッチなものになっていた未就学児向け作品の一つの極地を観た気がします。

一方で極地といっても金字塔作品と表現し難い作品でもあります。
結構人が入っていた箱で観ましたが、やはり上映時間90分は長いというか、上映中盤ぐらいからグズりだす子たちもボチボチ出てきて、「ぼく帰りたい」って声も上がってたのはジワジワきました。

まとまりとしても綺麗に仕上がった映画だとは思いますが、正直、大人にも子供にも勧め難いバランスになっちゃっていると思うのは『アンパンマン』『しまじろう』『おかあさんといっしょ』といった未就学児向け作品が充実している日本だからこそかもしれませんね......。

そのあたり、今回の映画ここが致命的だったんじゃないの?という部分を以下でもう少し詳しく書いていきます。

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