【新作映画情報】観る順番で結末が変わるらしい小説『僕が愛したすべての君へ 』『君を愛したひとりの僕へ』がアニメ映画化!
『僕が愛したすべての君へ 』『君を愛したひとりの僕へ』がW上映
これまた“珍”企画が発表されました。
2022年10月7日(金)にアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ 』『君を愛したひとりの僕へ』が 2作同日公開決定することが発表されました。
TikTokで話題になった…….という謳い文句がどの程度かは議論があるにせよ、一応自称TikTokで話題になった、乙野四方字(おとの・よもじ)さんの小説「僕が愛したすべての君へ」、そして「君を愛したひとりの僕へ」の二作品を一度にアニメーション映画化するという企画。
この作品の面白いところは読む順番によって結末が変わるという点にありまして、自身も読んだことなかったのですが、当時気になっていた作品でした。
製作陣は2作で全然違う?
本企画の面白いところは、2作品で製作陣が違うところでしょうか。
『僕が愛したすべての君へ』を制作するのは日清食品のプロモーション映像『HUNGRY DAYS アオハルかよ。』や映画『パンドラとアクビ』などを手がけたタツノコプロ内のレーベル・BAKKEN RECORD。
監督を務めるのは『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』の松本淳監督。長編劇場作品としては今作が2作目ですかね。
一方の『君を愛したひとりの僕へ』を制作するのは別会社。
『君を愛したひとりの僕へ』の制作は、アニメ『ルパン三世』シリーズや『名探偵コナンハロウィンの花嫁』など『名探偵コナン』シリーズで知られるトムス・エンタテインメント。
監督を務めるのは今作が長編アニメーション映画初挑戦となるカサヰケンイチ監督。『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』に始まり、『バクマン。』、『オオカミ少女と黒王子』、『千銃士』などTVアニメで多数活躍をしてきている方が劇場公開作に挑みます。
これだけだと企画としては全然別物になってしまうのですが、共通のスタッフとして脚本として両作に坂口理子さんが務めます。直近では『フォルトゥナの瞳』や『恋は雨上がりのように』など実写映画で活躍していますが、実は『かぐや姫の物語』や『メアリと魔女の花』などで監督と共同脚本を務めていたりとアニメーション映画への関わりは今回が初めてではない御方です。
また、キャラクターデザインはShimanoさんという同じ方が務めており、全く異なる製作陣の2作品にも、何人かはブリッジとして携わっているようです。
どうしても不安になる前例作品
企画としては面白い一方で、どうしても不安になるのは『君の名は。』以降増えてきた、単発青春アニメーション映画企画の系譜を感じる映画である点。
賛否はあれどそこそこ話題にはなった『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』や『君の膵臓をたべたい』。
地味に評価を得ている『HELLOWORLD』や『ぼくらの7日間戦争』。
もしくは、カルト的に悪い意味で話題になった『あした世界が終わるとしても』や『君は彼方®️』。
この辺りのどのラインに今回の映画が滑り込むのかが注目点でしょうか。
10月公開ということで翌月に『すずめの戸締まり』が控えている点では、すでに新海監督の前座みたいな状態になっているのは寂しいですが、逆に後発で公開されるよりは全然良いでしょう。
ちゃんと応援していますので、良い映画を作っていただけることを楽しみにしてます。「青」→「赤」で見るか「赤」→「青」で見るか。悩むぜー。
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