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第31回ザグレブ国際アニメーション映画祭長編コンペティションノミネート作品一覧

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2021年6月7日〜12日の期間、クロアチアの首都・ザグレブにて、第31回ザグレブ国際アニメーション映画祭が実施されます。

ザグレブ国際アニメーション映画祭とは
毎年6月に、クロアチアの首都・ザグレブで開催されるアニメーション映画祭。1972年にスタートしたアニメーションの映画祭としては2番目に古い映画祭で、かつては2年に一回のペースで開催されていたのですが、2006年からは毎年開催となりましあ。長編コンペティションは2005年からなので比較的最近始まったばかりです。

個人的にはアヌシーのことに注意を奪われて、すっかり開催のことを忘れてました。ごめんね。

例によって長編コンペティションのノミネート作品を紹介していきます。

Archipelago

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Archipelago
制作年:2021年 / 制作国:カナダ
監督:フェリックス・デュフォー=ラペリエール

ある女性のガイドとともに、現実とも夢とも受け取れる幾千もの島々の世界を巡るアニメーション映画。監督の出身地であるケベック州を巡るセミフィクション作品なのですが、ケベック州といえば......そう、昨年日本公開された『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』のフェリックス監督の最新作でもあります。

アヌシーのコントルシャン部門に続いてのノミネート。せっかくなのでコメント使い回したった。

Cryptozoo

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Cryptozoo
制作年:2021年 / 制作国:アメリカ
監督:ダッシュ・ショウ

神秘的な動物達を保護し、展示するクリプトズー。これらの生物を展示すべきなのか、それとも秘められた存在のままが良いのかと悩む中、クリプトズーに展示するべくバクの捕獲が進むという物語。
トレーラーでは、首から上がなくて胸元に顔があるキャラクターが登場してますが、これってもしかして刑天さんなのか!?

こちらもアヌシーのコントルシャン部門に続いてのノミネート。もちろんこちらもコメント使い回しです。

ELULU

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ELULU
制作年:2020年 / 制作国:チリ
監督:ガブリエル・ヴェルデュゴ・ソト

母親を失った科学者兼画家が、子供時代の家に戻るとそこで芋虫に遭遇するというあらすじだけ聞くと、謎な映画なのですが、映像を見るとさらに謎な雰囲気の長編作品。なにこれ。

kill it and leave this town

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KILL IT AND LEAVE THIS TOWN
製作年:2020年 / 製作国:ポーランド
監督:マリウス・ヴィルチンスキ

ポーランドのマリウス・ヴィルチンスキさんが監督した長編作品。
ポーランドといえば現在は共和国なのですが、この映画が描くのは1970年代の共産主義政権下の時代。ヴィルチンスキ監督自身の目線で、亡くなる両親との記憶を巡っていく物語です。
アヌシー国際アニメーション映画祭2020の長編コンペティションの審査員特別賞や新千歳空港国際アニメーション映画祭2020では長編部門審査員特別賞などを受賞しています。

The Nose or the Conspiracy of Mavericks

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The Nose or the Conspiracy of Mavericks
製作年:2020年 / 製作国:ロシア
監督:アンドレイ・クルザノフスキー

ニコライ・ゴーゴルの小説「鼻」を題材に、ロシアの映像作家アンドレイ・クルザノフスキーさんがアニメーションを製作。日本ではあまり見かけないお名前なのですが、80歳という結構な高齢の監督です。

ウルフウォーカー

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ウルフウォーカー
制作年:2020年 / 制作国:アイルランド、ルクセンブルク カートゥーンサルーン制作
監督:トム・ムーア、ロス・スチュアート

昨年度の映画賞で高い評価を得てきたもはや言わずとしれたカートゥーンサルーンのケルト三部作最終作。ハンター見習いの少女ロビンと、狼に変身できるウルフウォーカーのメーヴが出会うちょっと不思議な物語。高価な絵本のような、鮮やかな色彩とポップなキャラクターが見せる神話アニメーションとなっています。

以上、

手法もテイストも全く異なる長編アニメーション映画6作品が揃いました。この異種格闘技戦状態から果たしてどの映画が受賞するのでしょうか。注目です。

短編コンペもあるのですが、作品数が多すぎるのでそちらは公式サイトをチェックしてみてくださいませ。推し監督のアルベルト・バスケス監督の『Homeless Home』も参戦しております。

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