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ジャン・ズーヤーっていうか姜子牙!壮大でシリアスな『ジャン・ズーヤー:神々の伝説』の感想

週末東京アニメアワードフェスティバルことTAAFが今年も開催されまして、数本ですが長編コンペディションのノミネート作品を観てきました。今回もそんな中の一本のレビューです。

今年のノミネート作品はこちら。

『ジャン・ズーヤー:神々の伝説』を観てきました

中国のアニメ映画『ジャン・ズーヤー:神々の伝説』を観てきました。
『ジョゼップ』は配信済み、『ナウエルと魔法の本』『トゥルーノース』は鑑賞済みということで、まさにこの映画を観るのを一番の目的に東京に足を運びました。

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ジャン・ズーヤー 神々の伝説(原題:姜子牙)
制作年:2021年 / 制作国:中国
監督:チェン・トン、リー・ウェイ

2020年の中国No.1興収アニメ映画『姜子牙』こと『ジョン・ズィーヤー:神々の伝説』。中国神話をベースに最古の軍師・呂尚の物語を描いた作品。『封神演義』に精通している人にはピンと来るキャラクターだそうですが、私は、ノー予習で臨みました。

2019年の大ヒット映画となった『哪吒之魔童降世』の姉妹編でもあり、今中国アニメ映画界で広がりを見せる封神演義ユニバースに触れる貴重な機会でもありました。

本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと

理解が追いつかないけど、とりあえずすごい。

と言う感じで圧倒される映画でした。

冒頭は2Dアニメで描かれるプロローグパート。
まずここのクオリティが抜群。緻密なビジュアルに思わず感激です。

その後の3DCGになってからの序盤から中盤までは、キャラクター紹介や現状説明に費やしており、正直眠くなるほどだったのですが......

後半からまた強烈に!
後半はもはや全部キラカードみたいな状態。出てくるものの全てがハンパないスケールで描かれて、見たことないようなビジュアルにひたすらタコ殴りにされるようなクライマックスは新体験でした。

最終的にはアルティメットスーパーレア同士が激突。
映画館の大スクリーンで観てこその迫力を感じる、満足のいくひとときとなりました。

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今後、日本での上映が行われるのかは不明ですが、『哪吒之魔童降世』と一緒にどこかで上映機会がまた訪れて欲しいですね。これを広く見せないのはもったいないとすら思います。


ネタバレありで、より詳しい感想を書いていきますね。

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『姜子牙』とは何者なのか?

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