見出し画像

映画のポスターは“誰の物語か”がわかった方が良いんじゃないかって話

こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。
今日は映画ポスター話。

オンラインにてマイフレンチフィルムフェスティバル特別編が開催!

画像6

事後報告となってしまいますが、オンラインで行われるフランス映画祭マイフレンチフィルムフェスティバルが、3月27日(金)より過去10年間に配信してきた短編映画のセレクションを無料配信する「お家にいよう MyFFF - STAY HOME EDITION」を実施しておりました。途中で長編映画の追加と延長もあり最終的に約90作品の配信を5月25日(月)まで実施してくれていました。

私もギリギリまで知らなかったのですよ。すみません。

そんな配信作品の中には長編アニメーション映画もあったのですよ。それが『森に生きる少年~カラスの日~』。フランス映画祭2013などで限定的に公開されていた作品です。

画像1

森に生きる少年~カラスの日~(原題:Le Jour des Corneilles)
制作年:2012年/制作国:フランス
監督:ジャン=クリストフ・デッサン

『BEASTARS』みたいなキャラクターが脈略もなく登場してギョッとするのだけど、彼らがすごくいい味を出しています。

画像7

『森に生きる少年~カラスの日~』のポスターが悪い意味で気になる

本作について気になることがあります。
それが映画のポスタービジュアル
以前から存在を知っていた本作ですが、ビジュアルからはあまり食指が動かず、閲覧期限ギリギリまで観ることはありませんでした。

ポスターに写っている主人公らしき女の子も可愛く見えないし、どんな物語なのかも伝わらないしで、いまいちに思っていたのですよ。

で、結果的に映画を観てわかったのですが、しっかり面白い映画でしたし、ポスターの女の子は可愛いかったし、なんなら主人公は左下の男の子だったのですよ。

これ、ポスターが悪いですよ。
もうちょっと魅力的なポスターにして欲しかった。

スクリーンショット 2020-05-26 14.09.33

おそらく多くの人がこのビジュアルを観たときの視線の流れはこんな感じ。

視線誘導的にも、人間っていろんな物が点在している物を見るときには、第一に人の顔に目がいくので、どう足掻いても右上の女の子に目が行くようにできてます。これではこの女の子が主人公だと勘違いするに決まってます。

また視線の流れも基本は左上→右上→左下→右下のZ字でいくのがセオリー。配置的にも、完全に「女の子を見てー!」って作りになってっます。しかも、肝心の女の子が言うほど可愛く描かれてないので、なおさらビミョーです。

その点、『森に生きる少年~カラスの日~』韓国版の映画ポスターがうまくデザインをしていました。

韓国版『森に生きる少年~カラスの日~』のポスター

韓国で『森に生きる少年~カラスの日~』が上映がされていたと言うことにちょっと驚きますが、その際に使用されたビジュアルが、本国版とは全然違うイメージを使っていました。

それがこちら。

_________________________

ここからは「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」の購読者、もしくは単品で記事をご購入いただいた方のみ閲覧いただけます。

「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」では、古今東西のアニメ映画を、より楽しめるような情報をほぼ毎日発信中です。
初月無料となっているので、まずは定期購読(月480円)をポチってみてくださいな。月々20記事前後で配信中なので、ひと記事25円以下で読める計算になってます。お支払い月の記事は読み放題になりますよー。

過去記事はアーカイブのマガジンを購入しても読むことができます。


_________________________

ここから先は

677字 / 5画像
この記事のみ ¥ 198
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?