「午前十時の映画祭12」で上映されるアニメーション映画は?
往年の傑作娯楽映画を選んで、全国の映画館で1年間にわたって連続上映する企画「午前十時の映画祭」。2022年4月より新たなラインナップでスタートすることが発表されました。
今回は過去最大の全国66劇場に拡大するほか、『ゴッドファーザー』、『マトリックス』といった名作がラインナップに入っております。
ただ私が気になるのはやはりアニメーション映画の選出。
今年はどんなアニメーション映画が選出されるのでしょうか?
ワクワクしながらラインナップをチェックしてみたところ、今年は……
アニメーション枠は1種類のみ!
という寂しい状態となっておりました。
昨年も『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』だけだったし、アニメーション映画はこの企画では人気ないのかもしれません。
で、今回そんな貴重なアニメーション作品で唯一ラインナップに上がったのが…….
『ウォレスとグルミット』シリーズ初期3作!
アードマンスタジオが手がけるストップモーションアニメーションのもはや名クラシック、『ウォレスとグルミット』シリーズの初期3作品をまとめて上映してくれることが明らかになりました。
アニメーションの選出こそ少なかったですが、ベタなディズニー作品とかではなく、イギリスのコマ撮り中編アニメーションを持ってくるのが、また通好みなこの企画らしさを感じます。
上映される3作品をざっと紹介しますね。
チーズ・ホリデー(1989)
記念すべき『ウォレスとグルミット』シリーズ第1弾にして、ニック・パーク監督が6年を費やした卒業制作。ウォレスとグルミットコンビが、ロケットに乗ってチーズで出来た月へ飛び立つお話。ザグレブのアニメーション部門でグランプリを獲得するなど早々に高い評価を獲得しました。
ペンギンに気をつけろ!(1993)
指名手配犯のペンギンが下宿人を装ってウォレスの家に取り入って、悪事を働こうとするエピソード。アカデミー賞短編部門の最優秀賞を受賞するなど、『ウォレスとグルミット』の初期作品の中でも特に高い評価を獲得している作品です。個人的にもベスト『ウォレスとグルミット』はこの作品。
ペンギンがなかなか嫌なやつなのですよ。
ウォレスとグルミット 危機一髪!(1995)
新たな発明によって窓拭きサービスを始めたウォレスが、お客である毛糸屋さんのウェンドレンに恋をしてしまうエピソード。本作もアカデミー賞短編部門の最優秀賞を獲得しています。そして、実は『ひつじのショーン』の初登場作品としても有名な一本です。
以上、『ウォレスとグルミット』の最初期3本をまとめて今回の上映では観ることができます。
上映は2022年12月からとなっているので、まだまだ先の話にはなりますが、年末から年始にかけていろんな映画館で『ウォレスとグルミット』を楽しむことができます。
『ウォレスとグルミット』は2024年に新作アニメーション映画が久しぶりに制作されることが発表されており、その予習としても絶好のタイミングとなっています。
また改めて年末に「もうすぐ上映されるよー」的な記事はあげようと思いますので、リマインダーしたい人は、私のnoteをフォローしておいてくださいませ。
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