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アニメ映画ラブレターマガジン

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アニメ映画に関する最新情報、イベントレポート、古今東西のアニメ映画作品レコメンド、海外アニメ映画事情、Tipsなどなど…アニメ映画に関する情報を毎日更新を目標にお届け。 アニメ映…
月20回以上更新(多分)。アニメーション映画についていろんな知識が手に入るアニメーションへのラブレ…
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#映画レビュー

『アニメ映画ラブレターマガジン』とは?

noteの運用の仕組みをリニューアルして以来、ガイド記事を作っていなかったので、今更ですが改めて“マガジン・『アニメ映画ラブレターマガジン』”を紹介します。 2019年よりスタートしたnoteでの記事投稿をまとめた購読マガジン『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』も2024年で5年目に突入。 いつも支えてくれている皆様に心より感謝を申し上げると共に、引き続きnoteでアニメーション映画に関する魅力をお届けできればと考えています。 これまでは“購読マガジン”形式

【映画レビュー】ばいきんまん映画としてこれは正解か?『それいけ!アンパンマンばいきんまんとえほんのルルン』の感想

2024年もアンパンマン映画の季節がやってきました。 『それいけ!アンパンマンばいきんまんとえほんのルルン』のざっくりとした感想『それいけ!アンパンマンばいきんまんとえほんのルルン』を観てきました。 「それいけ!アンパンマン」の劇場版シリーズ第35弾。今作では絵本の世界に吸い込まれた“ばいきんまん”をフィーチャー。タイトルの文字がアンパンマンよりばいきんまんの方が大きいという衝撃作です。 ゲスト声優には絵本の世界に住む森の妖精ルルン役を上戸彩さん、森で暴れるすいとるゾウ

【映画レビュー】フィリピン生まれの実写+アニメーション映画『サリーを救え!』の感想

新千歳空港国際アニメーション映画祭にて上映された映画です。 『サリーを救え!』のざっくりとした感想『サリーを救え!』を観てきました。 フィリピン生まれ映画。12年の月日をかけて制作された青春恋愛映画です。 新千歳空港アニメーション映画祭では監督のアヴィッド・リオンゴレン監督が登壇してプレゼンもしてくれたので、その模様はいずれ改めてレポート書いておきますね。 で、まずは本作を観てみた私の感想をざっくり一言で言うと ちょー、大好き! というかなりのお気に入り作品でし

ウマ娘をあんまり知らない人間が『ウマ娘』のアニメを観てビックリしたとこベスト5

滑り込みで『ウマ娘プリティーダービー ROAD TO THE TOP』を観てきましたよ。YouTubeで配信されてたシリーズの劇場公開向け編集版です。 本作、ゲーム『ウマ娘プリティダービー』をベースにしたアニメシリーズ。 応援してくれるファンのために努力を尽くすナリタトップロードさんと、亡き双子の妹のために走るアドマイヤベガさん。そしてカリスマ性ハンパなしのテイエムオペラオーさん。 この3人がぶつかり合うレースのクライマックスはドラマも映像も熱くて凄かったです。 ただ

【映画レビュー】打算的にアイドルを目指せ!まさかの有毒映画『トラペジウム』の感想

とんでもない映画というような評判を聞いて、なんか事故が起こってる映画かと思って慌てて観に行きました。 『トラペジウム』のざっくりとした感想『トラペジウム』を観てきました。 乃木坂46の1期生として活躍した高山一実さんが現役アイドル時代に連載していた長編小説「トラペジウム」を『ごちうさ』『青ブタ』シリーズの演出を務めた篠原正寛監督&『ぼざろ』『SPY×FAMILY』のCloverWorksがアニメーション制作という布陣で映画化しました。脚本はTVアニメ『薬屋のひとりごと』の

【注目】オンラインゲーム「DayZ」で収録!『ニッツ・アイランド』がムチャ面白かった件

山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されていたのを見逃したよー……と言っていた映画『ニッツ・アイランド』が今年の新潟国際アニメーション映画祭で上映されまして、ついに観ることができましたよ。 これがまぁムッチャ面白かった。 というわけでどんな映画だったのか、感想を含めて改めて紹介します。 ここからはマガジン「アニメ映画ラブレターマガジン」の購読者(買い切り480円)の方向けの内容です。 ■『ニッツ・アイランド』とはどんな映画?

【映画レビュー】もはや最終回だと思っている!『名探偵コナン黒鉄の魚影』の感想

2024年の映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の公開がすでに始まっており、すでに観ているのですが、思うことあって感想記事とかは時間が経ってから紹介します。 それぐらい、最近のコナン映画って、いろんな感情がめぐるんですよ。 消化に時間がかかる。 というわけで、今更ですが時間をかけて消化できた去年のコナン映画の感想を書いていきます。 『名探偵コナン 黒鉄の魚影』のざっくりとした感想『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を観てきました。 映画『名探

【映画レビュー】30年の時を経て子供だまし映画へ進化!(泣)『黒猫警長之翡翠之星』の感想

中国の映画館で観た映画のレビューです。 『黒猫警長之翡翠之星』のざっくりとした感想『黒猫警長之翡翠之星』──こと『黒猫警部 宇宙船グリーンスター』を観てきました。 夏に日本へ帰る前に見た一作ですが すっかり感想を書き忘れておりました。 2015東京・中国映画週間で上映されるということで 珍しく邦題が定まっている一作でもあります。 見てきた感想をざっくり言うと ガッカリの子供だまし でした。 これから見る人も居るのにそういうこと言うなよ! って感じもありますが、 も

【映画レビュー】変則バランスで推理物回帰!『名探偵コナンから紅の恋歌』の感想

去年並みの客入りで大ヒット中映画。 『名探偵コナンから紅の恋歌』のざっくりとした感想人が少ないであろう平日の昼間に足を運んだのですが、さすがコナン。半数以上の席が埋まっていて驚きました。コナンの人気、すごいです。 観てきた感想をざっくり言わせてもらえば 割と好き。 という、ガツガツに推さない程度のお気に入り作品でした。 もう少し詳しい感想を書いていきます。 『名探偵コナンから紅の恋歌』のもっと踏み込んだ感想■推理&ラブロマンスのある意味王道コナン 昨年の『純黒の悪

【注目】口のない男を描いたフィリピンアニメ映画『行方不明』とはどんな映画か?

2024年3月1日〜10日にかけて大阪・梅田近郊の各種施設にて『第19回大阪アジアン映画祭』が開催されました。毎年やってるアジア映画が集まる映画祭です。 毎年開催されていることは知っていたのですが、アニメーション映画がほぼラインナップには入っていないということで、これまで参加せずに居ました。 ですが 今年は1本、アニメーション映画が出品されていました。 それがコンペティション部門選出、『行方不明』です。 フィリピンのロトスコープで制作されたアニメーション映画で、主人

【映画レビュー】2年ぶりの素敵体験『映画しまじろうミラクルじまのなないろカーネーション』の感想

少し出遅れましたが、なんとか行ってきましたよ。 『映画しまじろうミラクルじまのなないろカーネーション』のざっくりとした感想『映画しまじろうミラクルじまのなないろカーネーション』を観てきました。 昨年突如として無期限延期を発表したしまじろう映画が、何事もなかったかのように帰ってきた!中国では実は『巧虎魔法岛历险记』のタイトルで2021年には公開されていた映画なのですが、かなりの時間をかけて日本にやってきました。 記念すべき映画第10弾の今作でも例年通り応援上映形式だったり

【映画レビュー】まずは一撃!『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』の感想

浅野いにお先生の漫画では『おやすみプンプン』が大好きだったんですよ。 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』のざっくりとした感想『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』を試写で観させていただきました。 浅野いにお先生の原作漫画作品の初のアニメーション映画化。 2014年〜2022年にかけて連載されていた『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を前後編の長編作として上映。こちらはその前章。 主演キャストには、YOASOBIのボーカ

【映画レビュー】あまりにも楽器推しすぎるところが気になる『ドラえもん のび太の地球交響楽』の感想

今年のドラえもん映画のテーマは“音楽”だ! 『ドラえもん のび太の地球交響楽』のざっくりとした感想『ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』を観てきましたよ。 春休み恒例ドラえもん映画。今年は第43作目。 今年のテーマを「音楽」として地球スケールでの壮大な物語が描かれます。 監督はドラえもんシリーズでは『新恐竜』や『宝島』を担当していた今井一暁監督が登板。脚本はこれまでタッグを組んでいた川村元気氏から内海照子氏にバトンタッチです。 本作を観てきた感想をざっくり一

【映画レビュー】可愛いがすぎる王道ファンタジーアニメ映画『シロッコと風の王国』

東京アニメアワード2024で観てきた映画の感想です。 『シロッコと風の王国』のざっくりとした感想『シロッコと風の王国』を観てきましたよ。 『Tante Hilda!』や『Neige et les arbres magiques』などに共同で監督としてクレジットされてきたブノワ・シュー監督が、単独で長編作品に挑戦。二人の姉妹が「The Kingdom of Air Streams」という本の世界に迷い込み、元の世界に戻るために風の魔術師シロッコを探す──というファンタジー