四象戦~ネット麻雀の最高峰~
12月15日からの4日間、冬の四象戦予選が開催された。
年に4回行われる雀魂の上位200人だけが出場できるこの大会に、今回初めて参加することができた。
大会ルール
予選のルールは「連続5戦の成績」というもので、天鳳プレイヤーにとってはお馴染みのものだ。
期間内に何度でも打ってよく、最も成績の良い連続5戦が自分のスコアとなる。
これがなかなかにハードなルールで、たくさん打った方がスコアを伸ばしやすいため、本気で予選を突破しようと思ったらとにかくたくさん打たなければいけない。
また、予選突破のためには5戦中4回くらいはトップを取らないといけないため、みんながとにかくトップだけを目指す。その結果麻雀としてのゲーム性や面白味が欠けてしまうのだ。
そんなルールの大会のため、「本戦には出たいけど、予選を戦うのは面倒臭いなぁ。大変だなぁ」というのが参加前の正直な感想だった。
四象戦の実態
実際に四象戦を打ってみると、その印象はすぐに変わった。
とにかく相手のレベルが高いのだ。
ランキングの上位200人のプレイヤーしかいないのだから当たり前と言っちゃ当たり前なのだが、打ってみることでより実感した。
みんながトップを狙っているにも関わらず、ただのゼンツ麻雀にはなっておらず、(段位戦よりもかなり押しに寄っているとはいえ)みんなきちんと押し引きをしているのだ。
これにより、いろいろなレベルの人が参加する天鳳の連続5戦の大会とは別物になっている。
みんながしっかりと押し引きをしつつも、オーラスは毎回条件戦となり、跳ツモや倍ツモ条件くらいならみんなが当たり前の如く狙ってくる。
熱い捲りを何度も見た。
対戦相手
Fリーグで多くの雀魂プレイヤーと知り合えたこともあり、2戦に1回くらいは知っている人と戦えた。
これも楽しい要因だった。
知っている人と当たると、嬉しくてついスタンプを押してしまう。
配信している人も多いので、対局後に配信に行って相手視点で試合を見返してみるのも面白い。
天鳳の超強豪プレイヤー達も参加している。
「鳳凰卓よりも、天鳳の強豪と当たりやすい」のだ。
もちろんプロも参加している。
僕の体感では「鳳凰卓よりもレベルの高いフィールド」だった。
実質アマチュアの参加できるネット麻雀対局としては『最高峰』の舞台だと思う。(天鳳名人戦は参加ハードルが高すぎて、もはやアマチュアの大会かは微妙)
こんなにレベルの高い相手と好きな時に好きなだけ打てる4日間。
麻雀好きにとっては夢のような4日間だった。(負けてもポイントを失わないので、気楽に参加できるのが地味に嬉しい)
魂天の価値
魂天になる難易度は天鳳の八段くらいだと思う。
そのため、もともと天鳳プレイヤーだった僕は魂天の価値をそこまで大きいものとは感じてはいなかった。
しかし、魂天になればこの四象戦という最高峰の舞台に3か月に1回立てるのだ。(厳密には上位200人になればだが)
これはとても大きな価値だ。
魂天になって心底良かったと思った。
これからの四象戦で
今回は予選敗退となってしまったが、四象戦の戦い方をいろいろ学べた。
次回は突破できるんじゃないかという手ごたえも感じている。
これを読んでいる人とも今後の四象戦で戦えたらと、胸が膨らむ。
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