欲望を支配する。

人生において幸せでいられることが本当に幸せなのだろうか。幸せになることが生きる上で本当に大切なことのだろうか。幸せの感じ方も人それぞれで違うのに、幸せでいるために何かを犠牲にしているかもしれないのに。わたしには、幸せが何なのかわからない。

それなら、なぜこんなことを文章として綴っているのかといえば、人間は欲望に従って生きていけばいいと思ったからそういうことを伝えたい。幸せになるとかならないとかなれないとか、そんなことはどうでもよくて、ただ欲望に従って生きていけば自分が自分として生きられるような気がする。そんなこと言っても、わたし自身そんな風に生きられないから、誰かに言いたいのかもしれない。誰かが証明してほしい、欲望に従って生きたら幸せになれたよ。って。

お金があれば、欲望に従って生きられるのかな。家にいたい、美味しいもの食べたい、寝たい、欲しいものを手に入れたい。他にもたくさんある。働かずとして、お金があるのなら、それだけで生きていくのは幸せなのだろうか。ここまで書いておいて、欲望に従って生きるだけだと、何をしても幸せが薄れそうで怖くなってきた。人生において辛いことがあるから幸せを幸せとして感じられるのではないか。

でも、辛いことって何だろうか。愛する人の死、他者との違いによる劣等感、何もできない自分、成果が出ない時。こんな感じかな。他にもあると思うけど。幸せを感じるために、辛いことを感じる必要があるのかもしれない。けど、辛いことを通してしか幸せを感じられないのなら、それは幸せを感じていると言えるだろうか。

人生は幸せな者にとっては短く、不幸な者にとっては長い。

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