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【一人読み】月夜のレストラン
こちらはchaoさま、果ての海さまのライター企画のシナリオになります。
テーマは月と狼
性別不問 人称変更可 語尾変更可
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多くの動物達が楽しい夢を見始める頃。
森の奥で1匹の狼が目を覚ましました。
月明かりしかない森には狼の瞳がギラリと光っています。
「ふぁぁ。よく寝た…」
聞こえてきたのは勇ましい声でも遠くまで届く遠吠えでもありません。
どこか幼い、可愛らしい声だったのです。
オオカミさんは森の中にある、月が輝く日にしか開かない小さなレストランのコックさんだったのです。
「今日のおすすめはウワバミソウとタケノコのパスタあとはヤマモモと木いちごのケーキにしよう」
オオカミさんが小さな看板におすすめを書きオープンの札をお店の扉に下げると…。
カランコロン♪♪
「いらっしゃいませ」
今日の初めてのお客様は手紙を配達するために森の中を歩いていた郵便屋さんのイヌさん。
カランコロン♪♪
次は病気や怪我と戦っている方のために働いていた看護師さんのウサギさん。
カランコロン♪♪
森の嬉しいニュースをまとめる新聞屋さんのフクロウさん。
カランコロン♪♪
お休みの日の楽しみである釣りに向かう前の腹ごしらえに来たクマさん。
カランコロン♪♪
夢に向かって勉強を頑張っているアライグマさん。
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カランコロン♪♪
最後にやってきたのは子どもを寝かしつけてきたネズミのお母さんでした。
このレストランは夜遅くまでお仕事や趣味、勉強、子育てと起きている多くの動物たちの味方。
そんなレストランで働くのは幼くて可愛いオオカミさんが1人だけ。
営業時間は月が輝いている時間のみ。
もし皆さんも眠れない時は探してみてください。
オオカミさんが美味しい料理とデザートを用意して待っているかもしれませんよ。
明日も月が優しく輝きますように…。
おわり
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手に取ってくださりありがとうございます。
途中から狼からオオカミになっているのはわざとですのでよろしくお願いいたします。これで合っているのか不安ですが…。
拙い言葉達ですが可愛がってくださると嬉しいです。
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