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みんなの愛すべきサイゼリヤ。

先日サイゼリヤについてちょっとつぶやいたのですが、関連タグがたくさんあるのにびっくりしました。みんなサイゼリヤ大好きなんだね〜わかる〜美味しいもの。
うちも家族でよく行きます。特に大食漢かつ酒飲みの旦那くん、メニューのコスパはもちろんワインが安くて美味しいので何かの帰りじゃなくてもサイゼリヤ行きたい!と行って出動します。でも急に行く外食って嬉しいよね。なんでもない日ばんざーい!
そんでちょっと調べただけでこんなにサイゼリヤについて語られてるみたいなので、私も大好きなサイゼリヤについて語ってみようと思います。

初デートサイゼリヤ論争

サイゼリヤ論争と聞いて最初に浮かぶのがこちら。サイゼリヤがコスパの良いファミレスであることをベースに「初デートに連れてくってどうなん?」という論争です。
私付き合って最初のデートがすごい良いとこだった!みたいな経験があんまりないのでわからんのです(なんで書き始めた)ていうか上司に奢られたり部下に奢ったりはあるけど、男性に奢られるのってあんまないかも(悲しい人生)自分の価値観としては、男性の方がよく食べ、よく飲んだ場合は(私がお酒弱い、というか食べながら飲むと悪酔いするタイプなのでどちらかしかできない)その分多めに払って欲しいかなーはあります。長く付き合っていくならそのくらいの配慮は欲しい。でもお互いの関係性が全然できてないのに全額支払われたら恐縮しちゃう、例えそこがサイゼリヤでも。付き合いが深くなったとして(恋人じゃなくて友達でも)むしろ高いところ理由もなく奢られると気を使うのでサイゼリヤくらいならやったー!って喜べる気がする。飯奢られたくらいでこのあとなんか期待されても困るし(負け惜しみ)

そう、「サイゼリヤでも」「サイゼリヤくらいなら」という枕詞がつくあたりがこの論争のミソなんですよね。安くて美味しいから。夜しか行ったことなかったので、先日ランチタイムに行ってそのコスパの破壊力に思わず声が出ました。しっかりメインにスープとサラダがついて500円。ドリンクバーつけても600円。しかもちゃんと(?)美味しい。熱々のスープをお代わりして、ワンコインで満喫して帰ってきました。いやすごいわサイゼリヤ。

だいぶ脱線しちゃったけど、私は初デートサイゼリヤ割と歓迎派です。好きな人となら何食べても美味しいし、いや嘘、美味しくなかったら美味しくないねーって笑えるし、サイゼリヤは間違いなく美味しいです。デートというか、はじめての男性との食事でどこ行きたい?って言われたら「安くてつまみの美味しい居酒屋!」と答えます。むしろそういうお店のリサーチ力って大事よ、今後生きてく上で。高いものは美味しいのは間違いないんだから、お金使わなくても一緒に遊べる相手かどうか見極めるのはむしろ男が女をじゃなくて逆だと思いまーす。

サイゼリヤ紙注文論争

これ全然知らなかったというか、これについても論争起きてるんだー!とちょっと驚いた。サイゼリヤはメニュー番号を紙に書いて注文するのがルールですが、思いついた人天才だと思う。私も学生時代某大手居酒屋でハンディ片手にアルバイトしてましたが、お客様がいうメニュー見ながらの「えーっと、、、」「どうしようかなあ」って、気持ちは分かるんですかめちゃくちゃ時間使います。待ってる間他のことが何もできないから。ひたすらお客様の注文待ってるだけの時間。これを、決めてから注文して頂くことで短縮できる。さらに紙とペンだけなので初期投資がかなり安い。今タブレットで注文するレストラン増えてますが、初期費用も維持費も馬鹿にならんと思うのですよあれ。そして、何より誰でもできる。私がサイゼ行った時にはご高齢のご夫婦が結構いらして、紙に書かずに注文しようとしてた方が多かったんですけど、「ご注文はこちらに」とお伝えするだけで大抵の人が理解、実践できる。タブレット、うちの母も苦手です。UIがわからないから。慣れてしまえばメニューのジャンルは上段のタブ切り替え、注文は右下、と大体どこのタブレットも同じ配置であることがわかるのですが、しょっちゅうファミレス行かん限り知らんよね。苦手意識があれば尚更。紙なら母でも書けます。

ていう画期的なシステムだと思ってたのですが、「紙に書いて注文するなんて人との触れ合いがなくなってさみしい」という話があったそうで、私は割と本当にびっくりしたし、嬉しかったです。あ、私がお客様の前で跪いてひたすら注文が決まるまで待ってる時間って、タイムロスじゃなかったんだ…!あれを、触れ合いとして喜んでくださるお客様がいたんだと。なんか、そういうのを大切にしてくれるお客様の元でなら、紙じゃなくて注文聞きに行きたくなりますよね。

サイゼリヤ低賃金論争

いや、正確に言えばこれは論争にはなっていない。サイゼリヤがコスパが良いのは素晴らしいことだけれども、企業努力として褒め称えるだけではなくて、そこには格安の人件費が存在するよ、警笛を鳴らしたもの。

今サービス業界やファストファッション、身の回りの全てのものがどんどんデフレスパイラルにはまっていっています。消費者からしたらこの上ない幸せですが、低コストの代わりに削られているもの、それは人件費と人件費と人件費。サイゼリヤはその中でも最低時給で研修時間を100時間こなさなければいけないんですって。我々の幸せは最低限賃金労働のビジネスモデルの上に乗っかっているので、美味しくて安くて幸せだなあ、と思考停止してるとどんどん日本は貧乏になるよ、という話。

これに関してが一番難しいかなあ。日本経済を回すためにはそりゃ貯金しないで高くていいお店…とまではいかなくても、お値段と内容が釣り合うようなお店でばしばし使うのが正しいんでしょうけど、私も日本の未来より自分ちの未来。給付金が配られれば子供の分は子供の貯蓄に回す。たまの外食ディナーは美味しいサイゼリヤかバーミヤンだし、マクドナルドのハッピーセットが大好き。100均巡りには目がないし、スリコのアイテムが神だと聞けばメモっておくし。私に限らず全国の子育てママはお値段、以上が大好きだと思います。思考停止はしないように、この安さと美味しさは働いてくれる皆様のおかげでまわってるという感謝を忘れず、今日もミラノ風ドリアを頂きたいと思います。美味い。

以上、3つの切り口からお送りしました。ちょろっと調べただけでこれだけ出てくるのだから、サイゼリヤに対する自分なりの思い出や考察ってたくさんあるんだと思う。それって、それって、みんな結局美味しいサイゼリヤが大好きってことだよね。これは企業努力と呼んでいいと思うの。今のサイゼリヤを守るために必要なことは、やっぱりサイゼリヤに通うしかないのです。今度はママ友誘ってランチに出かけよう。安いし。

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