【03】 隣人ガチャで大ハズレ!「情報収集で分かった衝撃の真実」
この話は私と隣人(ガチャ)との生活を記録した、全てノンフィクションの日記です。
人物・地域特定ができないように氏名・名称などは一切掲載していません。
掲載する場合は全て仮名を使用します。
同じような悩みを抱えている方の参考になればと思います。
■登場人物
私
妻
息子(幼稚園生)
お隣さん = ガチャ
お隣さんの親族 = ガチャパパ
裏の家 = Aさん
お向かいの家 = Bさん
■前回のおさらい
2年目で子供に接近して暴言を吐くようになったガチャ。
役所に相談するといいということを教えてもらい、今回は相談してみることに。
■住宅の配置
登場人物が増えてくるので、ここでガチャとその他の方たちの住宅の配置を紹介します。
このような配置になっています。
ガチャの家に直接面しているのは、私とAさんの家。
今回はこのAさんとBさんが登場します。
■役所に相談メールを出して近所にも相談
近所には何件も同じように住宅があるので、そこの方たちは何も被害を受けていないのか、それを確認するためにも聞いてみることに。
まずはうちの次に近い裏の家「Aさん」に聞いてみることに。
私「お忙しいところすみません。ガチャのことで聞きたいことが…」
A「あら!何かあった!」
まだ話していないのに「何かあった」と察してくれたAさん。
これは何か知っているな!
これまであったことを話すと、私が遭っていた被害よりもとんでもない大事件が起きていました。
■驚きの大事件
ガチャの家のお向かいの家「Bさん」と1年前にすでにトラブルになっていたことをここで聞かされました。
詳しくはBさんもから直接聞こうということに。
Bさんの家には高齢の方が今は1人で住んでいました。
とても気さくな方で息子にも明るく話しかけてくれる良いおじいさんでした。
そんなBさんの家に難癖をつけ始めたガチャ。
その難癖がひどい。
盗撮・盗聴をしている。
それを理由にBさんの家の前にゴミを置いたり、庭にゴミを投げ入れたりしてくる。
そしてある日、深夜にBさんお家に「盗撮・盗聴をしているのをやめろ」と殴り込みに来たガチャ。
これらすべて勝手な、ありもしない妄想。
その後、Bさんは警察を呼び、ご家族の方も駆けつけて話し合いに。
前回お伝えした通り、話し合いにはなる状態ではなく、警察の問いかけにもこたえられない状態。
しかも、警察には偽名を名乗るという悪知恵だけはあるよう。
警察は民事未介入なので、両者の間に入って仲裁はするが、それ以上のことはできないので、見守るだけ。
Bさんは何とかガチャからガチャの家族の電話番号を聞き出し、話の分かる人に連絡することに。
ここまで聞いて、私は少し心理学を勉強していたことがあり、この症状は…もしかしたらと気付きました。
■分かってきたガチャの正体
ガチャの家族ガチャパパは、電車で5駅ほど離れたところで会社を経営している、一般人よりは裕福な家庭を持っていた。
ガチャパパからBさんが聞いたのは、ガチャは家族に暴力を振るうらしく、これ以上は一緒に住めないから家を買ってそこに住まわせていると。
色々と聞いていると思った通り、ガチャは「統合失調症」でした。
これをきっかけに統合失調症を私も調べました。
妄想癖があり、ガチャが妄想していた「盗撮・盗聴」を言い出すことが多く、統合失調症の症状に合致。
100人に1人とぜんそく患者くらい身近な病気・障害。
ただ、治療をすれば健常者と同じような生活を送る人もたくさんいる。
隣人トラブルでもよく出てくるのがこの統合失調症の人。
治療で症状が緩和されるなら、まぁ、いいかなぁとも思えました。
でも、怖いのには間違いない。
■何かが腑に落ちない
障害者を一方的に差別、偏見の目で見るのはおかしい。
害がなければ別に住んでいてもいい。
そんな気持ちもありますが、何かが腑に落ちない…
ガチャパパは、何もしないの?
家族でも苦労している気持ちも分かります。
でも、自分たちでは手に負えないから、家を買ってそこに入れる。
捨て犬じゃないんだぞ!
これがどうしても納得できない。
ずっと住んでいたなら分かるが、捨てるように縁もゆかりもない地域に住まわせて、そこで迷惑をかけている。
このガチャパパの言い分は、機会があればしっかり聞きたい。
■よくある話なのか
私は心理学が好きで精神科系の漫画なども読んでいました。
その中によく出てくるのが統合失調症の家族の話。
代表的な漫画が「「子供を殺しくください」という親たち」
原作:押川剛 / 漫画:鈴木マサカズ
偶然こちらの漫画を読んでいたので、ガチャの症状を聞いた時にすぐに統合失調症の患者だということが分かりました。
この漫画の中に出てくる患者の行動にそっくりなことをするガチャ。
フィクションだろうと思っていたことが、今現実で目の前で起きているということが今でも信じられません。
怖がらせるために誇張して描かれているところもあるとは思いますが、それにしても漫画の通りに今のところ進んでいます。
漫画の中で「治療の輪から外れてしまった」というセリフがあるのですが、病院に入院できなかったり、家族に治療を任せる医者など、不運が続いて治療が途切れてしまい悪化するケースもあるようです。
今後も近隣住民がしなくていい心配をすることになるのでしょうか。
まだ役所の介入が無いので、どうなるか分かりませんが、今のところは、役所に期待するしかなさそうです。
今回はここまで。
次回「役所介入!」
お楽しみに。
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