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【南仏プロヴァンス暮らし】Amandiers / アーモンドの木

プロヴァンスでは、2月の終わりころからアーモンドの花が満開を迎えます。マルセイユへと南下する高速道路沿いや、何気なく車で通りすぎる道沿いにも、薄ピンク色の花が咲き誇る木々がたくさん立ち並んでいます。
雨が滴ってきそうな灰色の空の下、ちょっと印象派の絵画のような写真が撮れた。

遠くから見ると、桜の木と見紛うような淡い白とピンクの花です。花びらの大きさも似ている。至近距離で見たわけではないけれど、形もたぶん。気温も日中は15度を超える日が多く、ひと月早く日本のお花見を先取りしているような感覚になります。

日本にいた時は、毎年桜が咲くのは当たり前であり、花粉症の時期なので特に喜びも感じなかった。でもこうして離れてみると、桜の木はどんなだったかな、今年はいつ開花かな、アーモンドの木とどのように違うかな、と、桜に思いを馳せる自分がいます。

南仏プロヴァンスの如月、ある昼下がりでした。