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初期胚を10個貯めたいけど

胚盤胞を10個貯めて移植する作戦は、2020年から2022年度にかけて実行してあえなく失敗に終わりました。
正確に言うと移植8回やって全く着床が起こらず、残り2個を移植する前に心が折れてしまったのが2023年3月です。
AMHが低くて卵胞が少ない中コツコツ採卵して貯めたけど・・。

同じ時期、知り合いに、一回の採卵で10個胚盤胞貯められたっていう話を聞かされた時は、本当に人の話は聞かない方が精神的にいいなと思いました。

財産で言うなら投資信託で標準偏差マイナスに触れまくってるけど、資産0になる前に一度作戦考えようという気持ちかしら・・。

同じ病院に通院しても気持ちとして闇雲に進むだけな気がしてきて、
23年度の4月から初期胚凍結を標準とするクリニックに転院してここまで採卵を2回行いました。

新しいクリニックはホルモン値を細かく、高温期も含めて間隔を空けずにチェックします。
このメリットは遺残卵胞や、40代の卵子が少なくなった人によくある傾向の一つである、生理3日めにして既に卵胞10ミリ超え、といった現象を、起きる前に防げることです。
残り少ない時間を無駄なく治療の周期とできるよう診察してくれるのは、大手にはできないことだと思うので、この時点だけでもかなりポジティブな印象を抱いています。

肝心の採卵ですが、卵胞数が少ないのは私の特徴として捉えるほかなく、
しかし生理前からの診察で5ミリの卵胞を見つけてもらい、しっかり成熟卵まで成長でき、採卵もできました。
転院して得た知識として、FSHが高いこと=いい卵が育たないのではなく、
高いFSHに引きずられてLHがすぐに上昇したり、また卵胞が急激に大きくなったところにLHが下がったりすることが良質な卵を獲得できない大きな原因だと言うことです。
このLHを調節するためには薬剤への深い知識が必要で、
院長の教科書的な処方ではない投薬で、
私のLHもトリガーまで低推移できました。
回数はかかるけども、目標貯胚数を目指すため、
・・体整えます。金稼ぎます!

新院の院長は、
「できることは全て行う」これが後から治療していた日々を振り返って後悔のない人生にもつながるということで、
あらゆる可能性についてあらかじめ対処をすると発言していました。

確かに流産が2回続いた時、30代の貴重な時間が過ぎていったことは本当に後悔しかありません。
貯卵の選択肢を与えてくれるクリニックに通っていれば、
不育症の対処をしてから妊娠に臨んでいれば・・
今考えても苦しくなることが多いですが、

過去は教訓にして、
明日からの治療を進めていくのみです。
筋トレしてもっと煩悩を減らすぞ!




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