紫寿 涼«シノブリョウ»

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最近の記事

5月18日 エッセイと言葉と私

 私がエッセイというジャンルに触れたのは小学校高学年、あるいは中学生であったように思う。正確に覚えてはいないが確かそのくらいだ。読んだのは江國香織さんの『やわらかなレタス』。一気に読んだのではなく、夜な夜な少しずつ読んでいた。  その本は最初私のものではなかった。母が読んでいたもので、ある日たまたま見つけたのである。タイトルに心惹かれ、目次にも興味をもったことを覚えている。一番はじめの話は「あたたかいジュース」と題してあるのだ。どういうこと?と疑問を抱いたことで、この本を読

    • 5月18日 運動あるいはダイエットのこと

       運動は苦手だ。運動神経は悪い方だと自覚している。体育の成績はいつも3くらいだったと記憶しているし、得意なスポーツなどはない。背は高い方であったが、特にそれを活かせるわけでもなかった。強いて言うのなら、バドミントンはできる方であるかもしれない。高校の体育の時、バドミントン部の同学年に「うわ、返してきた」と言わせたこともある。バドミントンは小学生の時に友人宅で初めてやったのだが、運動音痴の私はまったくできず、つまらないと悔しいのとが入り乱れた気持ちになったことを今も覚えている。

      • 5月12日 黒いパン クリームチーズとみかんの缶詰のせ

         私は個人的に黒いパンが好きだ。噛みしめたくなるパンだと思う。ほのかな甘み、穀物の香りを感じる少し硬いパン。「アルプスの少女ハイジ」では白いパンがとても魅力的に描かれているが、むしろ私は黒いパンに心惹かれる。あの手作りの、ヤギの乳で作られたクセのあるチーズと、黒いパンの相性はさぞかし美味しいことだろう。幼い時(現在もだが)どれほどあのパンとチーズに憧れたか。  なぜこの話をするかというと、まさに今日そのパンを食べたからだ。これは昨日から食べようと画策していて、多少わくわくし

        • はじめに

           自分自身の思ったことをただ記録するというだけの投稿になると思います。気ままに、思うままに書いていきたいなと。そう、これは日記の延長線。温かい気持ちで読んでいただけると幸いです。