狂乱 Hey Kids!!/THE ORAK CIGARETTES
なつかしい。高校の時にバンドでやりました。
結構難しい曲なんですよ。初めて演奏したのは1年生の時、冬の有志ライブの時だったかな。
ちなみに我が母校の軽音部では曲ごとにバンドを変えるという謎制度。そして部員のほとんどが社不適。すぐにケンカ、すぐに恋愛。忙しい部活でした。おかげ様で仲が良かったし悪かった。この曲を聞くと部活時代を思い出します。楽しかったけどね。
私はこの曲を演奏するという事がとても嬉しかった。部活内に『パートで一番上手い人しか演奏できない』という暗黙の了解があったので。
しかも1年の冬。部活では異例の速さ。自慢。一種のステータス。今思うとちっぽけな事ですが、何もかも誰かに負けていて、唯一の光であるベースに固執していたあの時の私からすると重要な事でした。
この曲をやる前にバンドを組んでました。初めてのバンド。てっきりライブにも一緒に出ると思っていたのですが、いつの間にかバンドから外されてました。なんとも言えなかった。自分自身にも非があったのだと思う。そんな時にバンドに入れてくれたのがこの曲。この曲は本当に楽しかった。練習、本番も楽しかった。他のメンバーも一番上手いので気分はアベンジャーズ。憧れてた固定バンド。ずっと同じバンドで出来たらいいなと思ってた。
ずっとは続きませんでした。まあそうなるわな。
綺麗な時に終われば良かった。ライブで何回もやる時には。誰も知らない3年生を送る会、新入生歓迎会。やめときゃよかった。仲が良かったボーカルとギターが知らない間に喧嘩。ピリついた練習。バンド内の問題がいつしか部活の問題に。嫌になったボーカルは交代。いつしか孤立するギター。最悪だ。
すっごい朧げな記憶。忘れたかったのだろう。
間違ってても、合ってても、今更どうにも出来ない。
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