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自粛生活時代にによく聞いた、大好きな曲。

高校の卒業式がなくなった。
先の見えない自粛生活が怖かったが、
夢のキャンパスライフにワクワクしてた。
結局そんなものはなかった。

気づくと人とまともに喋れなくなっていた。いや、喋る事はできる。ただ物凄く体力を使う。人に見せれる自分になるためには。

語尾に "病み" や "鬱" とつけ、ツイートをしている大学生が私を見ると、ドン引きして悔い改めるだろう。ただ私は辛いとは思わなくなっていた。麻痺してるのか。けど他人に本当の気持ちは言えない。溜め込んでしまう。
弱みを見せるのがダサいと思ってしまうから。

いや、違う。弱い自分を受け入れてくもらえる自信がないからだ。
高校時代の友達と会うと単語でしか話せなくなった。頭が「あーーーーー」となり、バイトの面接をサボる時もあった。店長を威嚇し、逆圧迫面接でバイトを落ちることもあった。

誰と仲がよかったのかも分からなくなった。
一生の友達と言われる高校時代の友達は、時が経つにつれ、友達ではなくなっていた。新しく知り合った大学の友達も、友達とは思えなくなっていた。人間不信になってた。嘘ばかりついていた。愛想笑いもできなくなっていた。知らないうちに私の周りに壁ができてた。彼らの充実しているSNSを見ると、今の私と比較する。いつしか私は完全に遅れを取っていた。

けど自粛生活は楽しかった。
腐る程時間があったから。チェックするプロレス団体が10団体以上増えたし、今まで聞かなかった音楽や曲、気になってたドラマや映画と触れ合った。エンタメが私を元気に、豊にしてくれた。夢をもてた。

おかげで今ではそれなりに立ち直れた。
バイトも決まったし、スーツも買った。
けど同窓会には行きたくもない。

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